...われ等の所説を裏書するのには...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...「それにしては、すこし、空中も、地上も騒がしいぞ」その言葉を、裏書するように、どーンと又一つ、火柱が立った...
海野十三 「空襲葬送曲」
...結婚によって裏書するような真似はいたしませんでした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...子供の次第に一人前の人間になつて行く事を裏書する様なもので...
薄田泣菫 「茶話」
...8.醫者は彼にあらゆる運動を避けるべく嚴重に命じたこの事態は吾々全ての心配を裏書するものである...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...貞之助が今迄(まで)に聞き集めた事実を裏書するようなものであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...益々さうした批評を裏書するやうな事実が沢山にあつたかも知れない...
田山録弥 「西鶴小論」
...坊さんが通りかかると吃驚(びっくり)して迂散臭(うさんくさ)そうな眼付をしたのもこうした型の人間に通有な油断のない周当さを裏書するものである...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...これはここの仮説を裏書する...
寺田寅彦 「さまよえるユダヤ人の手記より」
...此等の交通を裏書するものとして最もやかましい出土の遺物は...
内藤湖南 「聖徳太子」
...これを裏書するもう一つの事実は...
直木三十五 「死までを語る」
...いよいよ未決で死んだ立花博士の大詐欺を裏書するようなものだ――それもいいが...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...これは竹乘りの玉之助の不在證明を裏書するだけのことで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この事実をもって直ちに被告人の主張を裏書するわけには行かない...
浜尾四郎 「死者の権利」
...奴が手形に裏書するのを見てムーアが興奮した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...しかもこのお坊ちゃんと腰弁の東京に対する「遺憾」を裏書するものが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...実は今夜の話の興味の全部を裏書する重大問題だからね...
夢野久作 「爆弾太平記」
...有力に裏書する証人なのです...
夢野久作 「一足お先に」
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