...一層然るべき裏書きを施(ほどこ)されたような...
芥川龍之介 「毛利先生」
...それは昨年末のNBCブラウン記者にたいする岸信介の放言において彼みずからがこれをはっきりと裏書きしております...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...父は自分の役目に対して無能力者だと裏書きされているのと同様になる...
有島武郎 「親子」
...さい前の躄乞食の証言を裏書きする聞込みを掴んで来た外には...
江戸川乱歩 「悪霊」
...その組々の消し口が裏書きされたことになったのです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...支那人には徳操が無いと云ふ事實をお前迄が裏書きするではないか」と云ふ横鎗が入るであらう...
橘樸 「支那を識るの途」
...自信たっぷりでマイダーノフが裏書きした...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...裏書きしているわけである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...昨年89歳で逝去されたが 老齡 その開拓された量子論が光輝を放つを視たのは 幸福な學者であつたことを裏書きする...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...またこの説を裏書きする方の明の宋氏の洪鐘の詩の序中の事実も後になって見付かり...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...老夫妻にはそれが自分たちの新しい夢と善意とを裏書きするもののように思われた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...敬虔なる長老の活動として裏書きされた...
牧逸馬 「双面獣」
...かれらの推察に裏書きをした...
山本周五郎 「季節のない街」
...第一この写真が一切の事実を裏書きしているじゃないか」「そうかも知れん……が...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...私の着眼が一々的中している事が裏書きされて来た...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...こうしたT子の心情を裏書きしていたと云うべきであろう...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そうした怪奇モノに飢えている都会人の心裡がアリアリと裏書きされていた...
夢野久作 「二重心臓」
...暗に裏書きをした...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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