...わざわざ彼女を銀座(ぎんざ)の裏のあるレストオランへつれて行った...
芥川龍之介 「たね子の憂鬱」
...舞台あるいは幕裏のあるいは楽屋(がくや)の人間として扱われるのを痛(ひど)くイヤがっていた...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...裏には裏のあるくせ者どうし...
江戸川乱歩 「影男」
...いつもそのお言葉に裏のある入道さまのことでございますから...
太宰治 「右大臣実朝」
...かれはそのあくる日大内裏のあるところである若い殿上人にこんなことを言つた...
田山花袋 「道綱の母」
...どこのどんな文明国にも表があれば裏のあるのはあたりまえのはなしだ...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...土橋に近い銀座裏のある町角に「巴里(パリー)」という...
久生十蘭 「魔都」
...事実は裏に裏のある彼等が予定の行動らしい...
吉川英治 「剣難女難」
...その裏に裏のあることは語らずにいたのです」と...
吉川英治 「三国志」
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