...結論自身は吾々の見解を裏づけるには一応足りるかも知れない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そこにやがて常識の尊重を裏づけるに足る足場の一部分(今の場合に相応した一部分)があるからだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...だがそれを裏づけるものはあくまで...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...之は並々ならぬ良識とそれを裏づける展望ある教養とを示している...
戸坂潤 「読書法」
...そんなことをするより何か他の滋養分でも……とその言葉をそっくり裏づける淋しい眼付だ...
豊島与志雄 「慾」
...そのうえうなずいてそれを裏づけるのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...自分の歩みと二人の歩みとがぴったり合っていることが彼の考えを裏づけるように思われた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...(メーリンクのレツシング論はこの点で私の主張を裏づけるであらう...
平林初之輔 「政治的価値と芸術的価値」
...いま私どもの持っている確信をいっそう裏づけるばかりです...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...商業資本と工業資本との性質及び影響を説明するために彼が行った一切の労を十分裏づけるものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...社交性を裏づける「何か一つ」をやらなければならないという焦燥があるということがわかりました...
宮本百合子 「往復帖」
...その興味を裏づけるに必要な知識を...
宮本百合子 「北へ行く」
...何も瀧田の人物鑑定眼を裏づけるに私だけをとり立てて云うには当らないのですからね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の感受性を裏づけるだけの闘病の経験も知識もかけていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...通過した牛車の内の人間は尊氏でない代え玉だろうとしていた宮のご観察を裏づけるものは何もない...
吉川英治 「私本太平記」
...われわれの推測を裏づける役には立たないが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...推古仏のあの素朴な神秘主義を裏づけるものは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この考えを深く裏づけるものは「人類(メンシュハイト)」の理念(イデエ)であるが...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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