...いっそう裏づけられるわけです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...先生の提唱される客観写生は「真ということ」なる俳話に裏づけさるるごとく底知れぬ深いものだと常に考えておりました...
高浜虚子 「俳句への道」
...歴史は常に永遠なるものによって裏づけられている...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...だから自然科学の理論――夫を展開する要素が根本概念と呼ばれる――は常にイデオロギーによって裏づけられている...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...自己意識によって裏づけられたこうした行動が凡て実践であるとか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...之に反して文芸が包括的な世界観に直接に裏づけられているという相違から来ることで...
戸坂潤 「思想としての文学」
...特に夫が国民的信念というような法定常識によって裏づけられたり何かすると...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...弁証法というものの意味が成立する場所はなる程意識・自覚――それは要するに無によって裏づけられる――だろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...忽ちあれこれの外来哲学を持って来てその裏づけにしなければならなくなる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...之を裏づけていると考えられる道徳意識――必ずしも固定した道徳律や徳目や国民道のことではない――を私は...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...然しここに裏づけられてるのは...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...從(したが)つてその思想(しさう)や人生觀(じんせいくわん)の凡てを愛を以て裏づけて行かうとする氏の作家(さくか)としての今後(こんご)は...
南部修太郎 「三作家に就ての感想」
...亭主が低い声で裏づけをするようにいった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...私の辯解を裏づけたやうだつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「そのかげには保のいのちをも裏づけているこの三年よ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の感受性を裏づけるだけの闘病の経験も知識もかけていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...検校の言葉が父の心にある危惧(きぐ)のおもいを裏づけたというように...
山本周五郎 「日本婦道記」
...われわれの推測を裏づける役には立たないが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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