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饗庭篁村 「木曾道中記」
...これが親仁(おやじ)は念仏爺(ねんぶつじじい)で、網の破れを繕ううちも、数珠(じゅず)を放さず手にかけながら、葎(むぐら)の中の小窓の穴から、隣の柿の木、裏の屋根、烏をじろりと横目に覗(のぞ)くと、いつも前はだけの胡坐(あぐら)の膝(ひざ)へ、台尻重く引つけ置く、三代相伝の火縄銃、のッそりと取上げて、フッと吹くと、ぱッと立つ、障子のほこりが目に入って、涙は出ても、狙(ねらい)は違えず、真黒(まっくろ)な羽をばさりと落して、奴(やっこ)、おさえろ、と見向(みむき)もせず、また南無阿弥陀(なむあみだ)で手内職...
泉鏡花 「海異記」
...「足ん裏ば踏んじゃろか...
梅崎春生 「幻化」
...あまりに強き政治の裏には...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...「ついでに、裏口も、だれかにかぎをかけてもらってください...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...その裏口のドアにも...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...その表通りを一歩裏へ入ると...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...あの屋根裏にあった女首におさ/\劣らないものがあろう...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...裏からあたりを眺めると...
種田山頭火 「其中日記」
...九分九厘のところで失敗した裏宿の七兵衛という...
中里介山 「大菩薩峠」
...所々が薄くなって日に透かして見ると裏からつぎを当てた針の目が見える...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この世の智慧を恃んで神の眞實(まこと)を裏切る業であり得ぬと...
波多野精一 「時と永遠」
...「すず本」の方は庭からも裏木戸からも最近人の出入りした模様はないということになった...
久生十蘭 「魔都」
...とめてる(誰か分らぬが)をふりはらひつゝゴンとロクローの耳の裏あたりをノシてゐる自分...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...裏切られたって、うっちゃられたって、醜い事を見せつけられたって、いいじゃ無いか...
三好十郎 「好日」
...筆者の推定に裏書きして下さった...
武者金吉 「地震なまず」
...古い神社の裏をまわり...
山川方夫 「箱の中のあなた」
...裏返すまでもなく...
山本周五郎 「季節のない街」
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