...裁許によって、その件は解決した...
...裁許を得るためには、弁護士の協力が必要だ...
...裁許が下りた後、やっと気が楽になった...
...裁許の取り消しを求めることができる...
...裁許を受ける前に、よく相談しよう...
...七瀬は、裁許掛見習、仙波八郎太の妻であった...
直木三十五 「南国太平記」
...何を、つべこべ、講釈を披(ひろ)げるか? かようの、あやふやな人形を、証拠品などと、大切そうに――」「奇怪なっ、この人形が、あやふやとは?――何が故に、あやふやか? 高の知れた泥人形ゆえに、あやふやと申されるのか? 牧仲太郎でも召捕えて、白状させれば、あやふやでないと、仰せられるのか? 取調べもなされずと、あやふやと断じて、裁許掛の手へも、御廻しにならぬとすれば、御貴殿も、同じ穴の、むじなと見てよろしゅうござるか?」「何?」「仙波、直々、裁許掛へ願い出ることに致そう」名越が、赤い顔をして、仙波へ、振向いた時、七八人の、静かな足音が、広書院の方に近づいて、障子の開く音がした...
直木三十五 「南国太平記」
...それに裁許掛見習などの役は...
直木三十五 「南国太平記」
...君公の御裁許も仰がず...
直木三十五 「南国太平記」
...お前達」「国へ戻りまして」「居候か」「親族もおりますことなり」「裁許掛見習では...
直木三十五 「南国太平記」
......
直木三十五 「南国太平記」
......
直木三十五 「南国太平記」
...「御存じの如く、罪の有無は、裁許掛が、これを、検察、糺弾致しまする...
直木三十五 「南国太平記」
...裁許掛でござりますか?」川上は...
直木三十五 「南国太平記」
...川上、川北の二人の、硬直な裁許掛が、伊集院平の命令を聞かなかったので、同じ掛の三原喜之助の手から、処分の伝達が、斉彬派の人々の許へなされた...
直木三十五 「南国太平記」
...神社仏閣の昇格の裁許くらいのものである...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...此事由緒故実も有る事にやと、或とき予が老父良鉄に尋ねとひしに、良鉄が申けるは、慥(たしか)に此故とは申難きことなれども、私(ひそか)に是を考へ思ふに、扨(さて)御奉行と申(もうす)は日々に諸方の公事訴訟を御裁判被レ成、御政務の御事繁く、平人と違ひ、年中に私の御暇有る事稀也、然ども遊女などの艶色を御覧の為にはあらざれ共、遊女はもと白拍子(しらびょうし)なり、されば御評定所の御会日の節、白拍子などを御給仕に御召あり、公事御裁許以後、一曲ひとかなでをも被二仰付一、御慰に備へられん為に、上様より被二仰付一しものか云々...
穂積陳重 「法窓夜話」
...御裁許役所の向うからおりなければならなかった」「泳ぎもなさいまして」「泳ぎもした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...同日問注所のある裁許橋の内へ入った...
吉川英治 「私本太平記」
...裁許橋とは、市人(いちびと)たちの俗称である...
吉川英治 「私本太平記」
...裁許橋を渡ると、あらためて、眼に、世間が映(うつ)る...
吉川英治 「私本太平記」
...有名な大道寺建立の裁許状を与えた...
和辻哲郎 「鎖国」
...この裁許状は一五五七年にビレラがインド及びヨーロッパのヤソ会に向けて送り...
和辻哲郎 「鎖国」
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