...衷心の感謝を伝えます...
...彼の衷心の願いは家族と幸せに暮らすことだ...
...衷心からの応援をお願いします...
...彼女は衷心からのメッセージを送ってくれた...
...衷心に報告します...
...衷心の満ち足らなさから...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...説明的であり理知的である小説や戲曲によつて自分を表現するのでは如何しても物足らない衷心の要求を持つてゐた...
有島武郎 「詩への逸脱」
...併しまだ/\黒岩氏は本当に衷心から婦人に理解や同情を持つてゐられるとは私にはどうしても信じられない...
伊藤野枝 「最近の感想」
...衷心恐縮したのである...
大隈重信 「平和事業の将来」
...若し彼等をして其の衷心の所信を赤裸々に告白するの勇氣だにあらしめむか...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...まことに申し上げづらいことでして……衷心からお気の毒に存じております」と沈痛な口調で言った...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...衷心の歓喜何物か之ニ如かん...
田中正造 「非常歎願書」
...衷心から釈(と)け合うことは望めないにしても...
徳田秋声 「仮装人物」
...我らの衷心(ちゅうしん)が然(しか)囁くのだ...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...おまえの門出のために衷心から与えたわしのことばも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...兵馬自身によくよく衷心(ちゅうしん)を叩いて見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...心底(しんてえ)せえよけりやえゝと思(おも)つてな」おつたは頻(しき)りに勘次(かんじ)の衷心(ちうしん)からの同意(どうい)を得(え)ようとした...
長塚節 「土」
...たまたま衷心(ちゅうしん)より世のためだと思うことをすると...
新渡戸稲造 「自警録」
...死力をつくし……前罪の万分の一にても相償ひ申したく」――とまで衷心を披瀝(ひれき)した...
本庄陸男 「石狩川」
...衷心(ちゅうしん)から疑い出す一方に...
夢野久作 「木魂」
...衷心から……相済みませぬ……という感情に充たされていたために...
夢野久作 「暗黒公使」
...衷心から同感の意を表明するに躊躇しないものである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そのよき霊と嗣子象三さんに対して衷心お詫びする次第である...
淀野隆三 「横光さんと梶井君」
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