...さうして自分の衷にいゝものゝ身動きを感じた時には...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...やはりこの忠敬の折衷尺(せっちゅうじゃく)を基として...
石原純 「伊能忠敬」
...「和衷協同、さすがに厳粛な議会だった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それが和衷協同というような考えを持つようだったら大変だ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...同族一門は情諠を収て和衷協調し...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それとも唯物論を折衷しようとするものでしかない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...一たびは和衷協同の勅諭を奏請したりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...天子直参(じきさん)の上卿用たる衷甸両牡(ちゅうじょうりょうぼ)の車に乗る...
中島敦 「盈虚」
...衷心非常な苦悩を有して居れば居る程太十の態度が可笑しいので罪のない悪い料簡がどうかすると人々の心に萠すのであった...
長塚節 「太十と其犬」
...彦太郎の主家を思ふ衷情が知れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...衷心より希望すべきである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...現在の社会状態と自分の衷心に遺っているらしい昔の羈絆を顧みた時...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...衷心(ちゅうしん)から疑い出す一方に...
夢野久作 「木魂」
...「選挙権を与えよ」と衷心から叫んでいる事実に理解と同感とを持つことが出来た...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...愛国の衷情をもって...
吉川英治 「三国志」
...あなたのご苦衷と...
吉川英治 「三国志」
...この衷情を信じ賜るならば...
吉川英治 「三国志」
...衷心(ちゅうしん)から説(と)いたことも...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??