...)衷心の感謝を感じてゐる...
芥川龍之介 「遺書」
...猶隱遁生活の靜かなる歡喜を慕ふ心が屡其衷に動いた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...私どもは元来民国革命に依り支那の復興を衷心より待望し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...)衷心の感謝を感じてゐる...
小穴隆一 「二つの繪」
...否この点については、男子は衷心、女子に対して感謝しておらなければならぬはずである...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...しかも万策つきた与八はせめて苦衷を正造に訴えんものと...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...其間に私が当初の希望通り小説(写生文)に熱衷((ママ))することが出来たのは初めの二年間許りであつて...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...むしろ彼の苦衷(くちゅう)を了(りょう)するの禁ずる能(あた)はざるを覚う...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...徹底の概念がその一例を示している(論証に於ては折衷や妥協は非難される理由がなく...
戸坂潤 「科学方法論」
...実は折衷というものはいつもこういう次第を持っている...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...今日の文芸評論の二つの方向が分れる(勿論その折衷もあるわけだ)...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...おたがいに和衷協同して...
中里介山 「大菩薩峠」
...大垣伊右衞門の苦衷は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私はこの特別號を發刊するに至つたところの私の衷心の思想を置土産にしたいと思ふ...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「受動的抵抗の理論と實行」
...そうしたら私は明日の朝の一回のアルコール分だけ助かるのだからと衷心から祈りたい思いでいっぱいだった...
正岡容 「わが寄席青春録」
...折衷派だに稀なる今の我小説界にて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...衷心(ちゅうしん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...そちが養家を出た苦衷(くちゅう)も...
吉川英治 「山浦清麿」
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