...当時の病み耄けた僧形とよく似寄った老衲子(ろうのうし)がいた...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...護法の加護ある老衲には一指を触るる事すらよも出来まい...
芥川龍之介 「邪宗門」
...「衲(わし)にはてんで読(よ)め居(を)らんわい...
薄田泣菫 「茶話」
...」「衲(わたし)の寺に生りましたので...
薄田泣菫 「茶話」
...「衲(わし)の画は売り物ぢやない...
薄田泣菫 「茶話」
...衲衣(のうえ)の衣文なりを形づくってゆく方法であるから...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...雲衲(うんのう)が集まっての炉辺(ろへん)の物語――音に聞えた音無(おとなし)の名残(なご)りを見んとて...
中里介山 「大菩薩峠」
...聞いていた雲衲(うんのう)も固唾(かたず)をのみました...
中里介山 「大菩薩峠」
...雲衲たちも興に乗って...
中里介山 「大菩薩峠」
...雲衲は諄々(じゅんじゅん)と語り出でました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなことを知った者は一人だってありゃしません」雲衲(うんのう)は伏目になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...会下(えげ)に掛錫(かしゃく)する幾万の雲衲(うんのう)を猫の子扱い...
中里介山 「大菩薩峠」
...「不幸娘の分娩は老衲自身...
長谷川伸 「幽霊を見る人を見る」
...拙衲(せつなふ)は第一...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...野衲(やのう)は信じて疑いません」小六は急に...
吉川英治 「新書太閤記」
...愚衲(ぐのう)がその折衝(せっしょう)に当って...
吉川英治 「新書太閤記」
...野衲(やのう)からそれを聞くといたく感じられた態で...
吉川英治 「新書太閤記」
...狩野衲永(かのうのうえい)がそれに一詩を題したという...
吉川英治 「新書太閤記」
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