...経済衰退によって企業が衰滅することがある...
...このままでは民族文化が衰滅してしまう...
...知識不足によって、プロジェクトが衰滅してしまった...
...地球温暖化によって生態系が衰滅する危険がある...
...人口減少によって産業が衰滅する地域がある...
...この「道」に從はざる民族は衰滅する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...一切の草木は病みしおれて衰滅の色を包まずいたずらに太陽を仰いでいても...
伊藤左千夫 「水籠」
...漸次衰滅するものと思われる...
海野十三 「予報省告示」
...漸次に悪化して衰滅に急ぐに相違ない...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...またデパートについてどう考えられますか」「古いありきたりの行き方をしていたのでは小売商は衰滅するよりほかあるまいと思う...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...私は国民新聞社を辞して衰滅に傾きつつあった『ホトトギス』を私一人の力で盛り返す事に尽力すべく決心したが...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...異教の世界の衰滅...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...春亭(しゅんてい)(文政三年歿)春扇(しゅんせん)(二代春好)に至りて衰滅せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...余は宛(さなが)ら夜半の落月を見るが如き感慨を以て明治における衰滅期の浮世絵に接せんとす...
永井荷風 「江戸芸術論」
...維新の後世態(せたい)人情一変して江戸の旧文化漸次衰滅するや狂歌もまたその例に漏れざりき...
永井荷風 「江戸芸術論」
...脚本家として佐藤紅緑氏が大いに成功もし努めもしたけれどもそれとても隻手をもって無限の供給に堪えきれなくなった俳優の人材に不足はないけれども脚本飢饉の為に新派は衰滅の道を取ろうとしていた時であった...
中里介山 「生前身後の事」
...何ぞ黄人の衰滅に補あらん...
中島敦 「斗南先生」
...詩は衰滅の一路をたどるのみだと言つたが...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...一切の文化が衰滅してしまふのである...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...その農業は衰滅よりはむしろ増進したことは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...弱体と衰滅とを伴わざるを得ないものと思われる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ギボンの『羅馬衰滅史』三十三章の末に手軽く面白く述べられているが...
南方熊楠 「十二支考」
...純粋小説の一つも現れていない純文学や芸術文学が、いかに盛んになろうと、衰滅しようと、実はどうでも良いのであって、激しく云うなら、純粋小説が現れないような純文学や芸術文学なら、むしろ滅んでしまう方が良いであろうと云われても、何とも返答に困る方が、真実のことである...
「純粋小説論」
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