...尤(もつと)も物盛(さかん)なれば必ず衰ふるは天命なれば...
芥川龍之介 「又一説?」
...日本の文章衰ふべし...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...午後五時頃より熔岩の迸發稍々衰ふ...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...老いたる父母の貧しうくらすを看過(みすご)しがたしとて志も挫(くじ)け気の衰ふるにつけ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...盛りと見ゆる世も何(いづ)れ衰ふる時はあり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...人物畫の衰ふることは又肖像畫の衰ふることゝ大關係あり...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
......
長塚節 「長塚節歌集 下」
...衰ふるもの美くしく三十路をば後に白き山桜散る私も三十を越えて衰へ方に向つた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...古へを持たず知らずと為ししかど昔のものの如く衰ふ古人の糟粕を嘗めるを屑しとしない故に私は古い物を持たない又それを知らないといつて新風を誇つて来たのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...而して水勢衰ふる後に至りて...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...一情発すれば一情衰ふ...
正岡子規 「読書弁」
...足利氏と縁故深き連歌は足利氏の衰ふると共に衰へ...
正岡子規 「古池の句の弁」
...総じてその地方の俳句会盛(さかん)なる時はその会員の句皆面白く俳句会衰ふる時はあるだけの会員悉(ことごと)く下手になる事不思議なるほどなり...
正岡子規 「墨汁一滴」
......
三好達治 「短歌集 日まはり」
...学問の荒(すさ)み衰ふることなく...
森鴎外 「舞姫」
...學問の荒み衰ふることなく...
森鴎外 「舞姫」
便利!手書き漢字入力検索