...痩(や)せ衰えた体を横たえたまま...
芥川龍之介 「女」
...瘠せ衰えた顔に忠誠の色を現わして...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...そういう優れた民族が中毒性に罹(かか)って衰えたのである...
大隈重信 「日支親善策如何」
...突如として健康の消え衰えた者のように...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...大雑誌に於けるマルクス主義の基調は可なり衰えた...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...病み衰えた娘御を連れて待っておられます...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...附近の虚空院鈴法寺の衰えたるをおこさんとして果さなかった...
中里介山 「大菩薩峠」
...血気はまだ必ずしも衰えたりとは言えますまい――こうして...
中里介山 「大菩薩峠」
...徳川衰えたりといえども...
中里介山 「大菩薩峠」
...同時に、不愉快な気分も、衰えた神経も、忽(たちま)ちにして去ってしまう...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...急速に衰えたことは明瞭に私たちの眼に映った...
火野葦平 「花と龍」
...江戸が衰えたとは言いながら...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...少しも衰えたふうはなくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...美しさが衰えたのは...
柳宗悦 「民藝四十年」
...全身蒼白に痩せ衰えた裸体の男が口から血を吐き流したまま足もとに横たわっていた...
横光利一 「旅愁」
...なぜこんな痩せ衰えた姿となってキリストが殺されねばならなかったかという事情が...
横光利一 「旅愁」
...衰えた気勢は見せず...
吉川英治 「新書太閤記」
...痩(や)せ衰えた舞姫は...
吉川英治 「日本名婦伝」
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玉虫色 機嫌を損ねないように 拿
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