...今は衰えているが...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...ファラデーは幾分元気が衰えて来たように見えた...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...二見の顔がげっそり衰えていることだった...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...衰え始めると急速に衰えてしまうものらしい...
梅崎春生 「狂い凧」
...およそ人の身体は使わなければ衰える...
大隈重信 「我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか」
...もう衰えて更に恃むところがございません...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...いかなる学説が衰えようともあえて問うにおよばぬが...
丘浅次郎 「民種改善学の実際価値」
...一層歯が衰えていた...
徳田秋声 「黴」
...少なくとも文芸物読書界の衰えていないことを示すには足りる筈で...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...実際、恐ろしい歯をそなえて、ファリナッキやヴーグランを、ドランクルやイザーク・ロアゼルを、オペードやマショーをむさぼり食う、恐ろしい正義の神テミスも、健康が衰えてき、痩(や)せ細っている...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...わが一剣の力衰えざる限り...
中里介山 「大菩薩峠」
...容色の衰えないことは...
中里介山 「大菩薩峠」
...入って来る水の勢いは少しも衰えないのですから...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...この宝が衰えきった六人の人間を一とき慰めてくれたのである...
原民喜 「原爆回想」
...エドヴィナ伯爵の健康は日ごとに衰えてきた...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...やがて弱り衰える...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なぜ現代が工藝美においてかくも衰えてきたか...
柳宗悦 「工藝の道」
...今はすでに衰え幽(かす)かになっているものを...
柳田国男 「海上の道」
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