...彼は表芸(おもてげい)の槍術(そうじゅつ)で...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...大小日本の手品を表芸(おもてげい)にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...武士の表芸として...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまり武家の表芸術...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれが表芸なんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...だから、まあ、出来るだけ、この近所へは足踏みをしねえことに、いたしやしょうよ」「ところがわしは、何となく、貴様が好ましくなって来たよ」と、老人は、手にした酒盃(さかずき)をさしてやって、「何の泥棒の、盗賊のというと、聞えが悪いが、忍びの業は、立派に武士の、表芸の一つ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「ナニ、平馬が、酔うた――珍しいこともあるものだな?」と、老人はいったが、急にあけっぱなしに笑って、「いやそうでもあるまい――大方お客がお客ゆえ、わざと、この座をはずしたのであろう――胸の小さな男だな」そう呟くと、雪之丞に、鋭い視線をちらと送って、「のう、太夫、うけたまわれば、そなたは舞台の芸ばかりではないそうじゃの? ――と、いうことも漏れ聴いたが――」雪之丞は、さては平馬が、すでに何か耳に入れたな――と、悟ったが、さあらぬ体で、「と、おおせられますと?」と、ほほえましく、「舞台の芸さえ未熟もの――その外に何の道を、習い覚えるひまとて、あるはずがござりませぬ」「いやいや、そなた、武士の表芸にも、練達のものと聴いた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...表芸に祟(たた)ってくるのですねえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...武士の表芸の中でも随一番の...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...諸芸に堪能なるお手前の表芸が見たしと申すや否や...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...諸芸に堪能なるお手前の表芸(おもてげい)が見たしと申すや否や...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...武芸十八番の中でも武家の表芸とする剣道であれば松平家でも否(いな)みは出来ず...
吉川英治 「剣難女難」
...武士の表芸たる剣道にかけては宮津京極丹後守が藩中の勝ちに極まったり...
吉川英治 「剣難女難」
...武道(ぶどう)の表芸(おもてげい)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...弓太刀の表芸以上...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索