...店の表看板が倒れた...
...表看板を作成するために、デザイナーに相談した...
...彼女は表看板を見ただけで、その店がどんなジャンルの店なのか分かった...
...表看板を変更したところ、お客さんが増えた...
...ビルの表看板が消えてしまい、迷ってしまった...
...「何某の大店(おおだな)の表看板を打ち毀(こわ)して...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...表看板は或る出版社の編輯(へんしゅう)の手伝いという事にして...
太宰治 「渡り鳥」
...そのはたらきを表看板(おもてかんばん)にして裏も表もなかった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...広義国防主義はすでに広田内閣の表看板であった...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...「顔は表看板だから……...
豊島与志雄 「操守」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...その表看板の剣術にしてからが...
中里介山 「大菩薩峠」
...皇室中心主義なるものを表看板にかかげて...
蜷川新 「天皇」
...東北弁を表看板にして...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ことに座頭の天童太郎の女房お崎などは、大金の掛つた大事の太夫に、そんな惡戯(いたづら)をするのは放つちや置けない、此場で縛つてくれたら、三枚におろして、酢味噌で食はうと言つた勢ひでしたよ」「そんな時は、一番荒つぽい事を言ふ奴が一番怪しいものだ、天童太郎の女房は何處に居たんだ」「あつしもそれは氣がつきましたが、詮索(せんさく)する迄もなく、表看板の下で、囃子の三味線を彈いてゐたんだから、疑ひやうはありません」「厄介なことがあり相だな、人一人の命に拘はることだから、放つても置けまい、行つて見ようか、八」「そいつは有難え、親分が行つて下さればあの娘(こ)が喜びますよ」平次が氣輕に腰をあげてくれたので、八五郎は犬つころのやうに先に立つて驅け出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...万物の霊長の表看板なら...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...第一、筑波の諸氏もことの成否を問わず志のために身命を賭してとの話だったが、それは表看板、まさか十が十成らぬと思って取りかかる馬鹿も居まい...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...表看板の「太陽」ほか...
森下雨村 「三十六年前」
...歌舞伎座の新築当時には舞台上の大額や表看板の大名題の文字も居士の直筆であって...
山本笑月 「明治世相百話」
...忠臣藏はあの當時の作家によつて書かれたものであるが、共産主義的な唯物史觀の流行したころには、義士の行動に對し、忠義は表看板だ、あれは就職運動をやつたのである、その證據にはかういふ手紙があるぢやないかなんて批評を加へたものもある...
吉川英治 「折々の記」
...表看板(おもてかんばん)の鏃(やじり)をたたくことよりたやすいこと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あたら卑(いや)しい私慾の徒の表看板かのように地に堕(だ)してしまったのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...質屋と物産を表看板にしてござらっしゃるが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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