...「表書きを入れてください...
...「この書類の表書きには、発信元と宛先が必要です...
...「手紙の表書きを書くのを忘れないように...
...「このファイルには、表書きがないので見つけにくいですね...
...「テストの答案用紙は、必ず表書きを記入してください...
...知合いの信者の家に空間があるかもしれないからいっしょに出かけてみようといって、学校から七八町くらいだ、表書きの家は、そこに連れていってくれた...
有島武郎 「星座」
...封筒の表書を認めるもの……そら紙だ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...草々」それを封筒に入れ「天下の青年永島与八君」と表書きして使に持たして帰した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...返事の表書(おもてがき)には同じやうに「××国手」とこちらを国手扱ひにしてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...僕の不幸極まる最後の発表書を書けるはずもなかったのだからね...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...封筒の表書のできるのを待って...
徳田秋声 「仮装人物」
...お父(とう)さまのお手紙――早くお帰りなさればいいに!」と丸髷(まるまげ)の婦人はさもなつかしげに表書(うわがき)を打ちかえし見る...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...大胆にも一通の艶書(えんしょ)二重(ふたえ)封(ふう)にして表書きを女文字(もじ)に...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...「その表書(うわがき)の宛名になんと書いてあるか読んでみてもらいたい」竜之助は今までそれを打捨てておいたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...かなりの間よく表書は漢字で書いて来た...
中谷宇吉郎 「日本のこころ」
...封筒の表書(うわが)きは上等の唐墨で...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...表書(おもてが)きにその方の名前を書いた文(ふみ)が出来ていましたのですけれど...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...硫黄採煉明細書と版に彫ったように正しく表書(おもてがき)がしてある...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...手紙の表書はお糸さんにあてたので...
平出修 「二黒の巳」
...少し学者風でその表書(うわがき)に何々様下執事(かしつじ)と書いて遣(やっ)たら大(おおい)に叱(しか)られ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その表書(うわがき)に即(すなわ)ちエッヂンボルフ王子の清(きよ)めと云う可笑しな不思議な文字を書(かい)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その封筒の表を返して机の上に置くと腕組をした儘ぼんやりその表書を瞶めてゐた...
牧野信一 「痴想」
...中堂の表書院へ出て行った...
吉川英治 「親鸞」
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