...彼女は表方に出ていた...
...表方が戸締りをチェックした...
...会議の表方を任された...
...彼は表方の仕事には向いていない...
...表方が変わったため、道順がわからなくなった...
...表方の侍とても皆その通りで...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...表方(おもてかた)...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...それは警察の力を借りてもいいし、暴力団の撲り込みの噂を流布して、表方、女給の連中に恐怖心を起させ、主だつた連中は保護検束して貰つて、それから突然、襲撃するのがよろしからう、と説明するのである...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...昨日表方女給へお年玉を出したので今日は裏方大道具でせびられる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...御本丸大奥から大本丸の表方まで...
吉川英治 「江戸三国志」
...まったく表方には姿をみせず...
吉川英治 「私本太平記」
...さきに表方へ立っていた直義が...
吉川英治 「私本太平記」
...冑(かぶと)の緒をしめながら表方へ走った...
吉川英治 「新書太閤記」
...表方にいる彼が手飼の野武士五...
吉川英治 「新書太閤記」
...表方へ触れておけ」「はいッ」市松が駈け去ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...明日(あした)の空模様も、まず、晴と見ながら、表方へ来ると、ちょうど、徒士目付(かちめつけ)の神崎(かんざき)与(よ)五郎(ろう)も、供廻りの用意を終って、御用部屋の大きな火鉢のそばで一ぷく喫(す)っていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...浅野の御一門には、主(しゅう)にも家来にも、左様な不覚な方は、居らっしゃらない筈でございますのに』『申しわけありません』赤面して、うろうろと、表方へ立ったり、奥へ来て、坐っていたりしているうちに、供方一同が、ひっそりと帰ってくる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ところへ、表方の取次人が、『殿にまで』と、右京太夫の側へ寄って、何か、低声(こごえ)で告げた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...落葉百態程なく表方から戻って来た内蔵助と九郎兵衛の顔いろをながめて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...惜しいことをしたなあ』『えッ、今の中間が!』門番も、表方の役人も、色を失った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ばらばらっと表方へ跫音を踏み鳴らしてゆくと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...明早朝と――表方の者に触れるように...
吉川英治 「茶漬三略」
...表方とはかけ離れていて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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