...四楽しき極みはくれはどりあやめもたへなる衣手かやしほ味よきうま酒か柱ふとしき家くらかオー 否 否 否楽しき極みはなほあらん...
有島武郎 「遠友夜学校校歌」
...衣手(ころもて)輕(かろ)し...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「きその日は」
...秋の田の刈穂の庵の苫(とま)を荒み我衣手は露にぬれつゝ春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふあまのかぐやまこれらは太字が皆季のものでありますから四季の分類に入るべき和歌でありますが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...月照らす梅の木の間に佇めば我が衣手の上に影あり初春の朧月夜をなつかしみ折らむとしたる道の邊の梅鳥玉の闇に梅が香聞え來て躬恒が歌に似たる春の夜砥部燒の乳の色なす花瓶に梅と椿と共に活けたりなどいふ歌を一人もとつてない...
長塚節 「十日間」
...寺のうら手より蜀黍のしげきがなかをかへるとて吾心はたも悲しもともずりの黍の秋風やむ時なしに秋風のいゆりなびかす蜀黍の止まず悲しも思ひしもへばもろこしの穗ぬれ吹き越す秋風の淋しき野邊にまたかへり見む秋風のわたる黍野を衣手のかへりし來れば淋しくもあるか十月九日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...草の茂りたる中を衣手しとゞに沾れて八瀬の里へ下らむと...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...諸手の眞梭の往きかひに衣手輕くさゆらぐや...
長塚節 「長塚節歌集 中」
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萩原朔太郎 「短歌」
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正岡子規 「曙覧の歌」
...獨り座(ヲ)る我衣手に...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
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宮本百合子 「悲しめる心」
...時はなほ衣手のうすきを喞つに早けれども――...
三好達治 「測量船」
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三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...逢(あ)はぬ夜を隔つる中の衣手(ころもで)に重ねていとど身も沁(し)みよとやただ白い紙へ無造作(むぞうさ)に書いてあるのが非常に美しい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...されどわれは妻にかく言ひまどひつつその衣手にとることなかれと云へり...
室生犀星 「忘春詩集」
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