...兎に角人々の道徳的均衡が覆されて居るのは...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...大昔からこの重力平衡圏へ流れこんで...
海野十三 「宇宙の迷子」
...何の苦もなく平衡(へいこう)をとりかえし...
海野十三 「空襲葬送曲」
...むかし藤原清衡、白河の關より外ヶ濱に至るまで、一町毎に建てたるが、今は唯この一基のみ殘れり...
大町桂月 「白河の關」
...一つの均衡価格は不安定である...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...均衡論の静止の道徳は...
戸坂潤 「思想としての文学」
...自分のなした損害と人が自分に加えた損害との間には平衡を欠いているとみずから宣言した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...張衡の錦繍段といふのも錦繍の分量を現はしたのであり...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...重衡が、「この度生きながら、捕われたのは今一度上人にお目にかかる為でありました」と限りなく喜んで受戒のお布施のつもりで、双紙箱を取り出して、法然の前に差置いて、「御用になるような品ではありませんが、お眼近い処にお置き下さって、一つは重衡がかたみとも御思い出し給わり取りわけて回向(えこう)をお願いいたします」法然はその志に感じてそれを受けて立ち出でた...
中里介山 「法然行伝」
...その均衡と平和とを破ろうとしているのであった...
火野葦平 「花と龍」
...いや確かにパーウェル・イワーノヴィッチは心の平衡を失っているとか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...さういふ微妙な精神的均衡を...
堀辰雄 「「文藝林泉」讀後」
...その均衡から習慣が生れ...
三木清 「哲学入門」
...実際蟒蛇には二足の痕跡を存するから張衡の偽言も拠(よりどころ)あり...
南方熊楠 「十二支考」
...支那でも『論衡』に鼠一筐(きょう)を渉(わた)れば飯捐(す)てて食われず...
南方熊楠 「十二支考」
...フランの値段が均衡を失って下落していく...
横光利一 「旅愁」
...源家と平家の勢力が平衡(へいこう)してくれる事にある...
吉川英治 「源頼朝」
...今もな、新中納言知盛(とももり)様、それと重衡(しげひら)様なんどが、みじめな姿で、八条のほうへ逃げて行ったぞよ」「総大将のおふたりを見たのかよ」「なんの、どれが知盛様やら、重衡様やら、分るものではない...
吉川英治 「源頼朝」
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