...この実験動物が水槽の中で見せた水中動物らしいあのすばらしい運動や反射作用や平衡感覚などはあたしの説を正しいものと証明したじゃありませんか...
海野十三 「海底都市」
...自然界の平衡状態(イクイリブリアム)は試験管内の化学的平衡のような簡単なものではない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...言わばかろうじて平衡を保っている不安定な機械(メカニズム)のどこかに少しのよけいな重量でもかかると...
寺田寅彦 「笑い」
...其時ヂュウス*黄金の衡(はかり)取り出し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...均衡の恢復が好況に向かうということであって...
戸坂潤 「読書法」
...身体の平衡を取り失ってるらしかった...
豊島与志雄 「霧の中」
...その肉体上および精神上の頑健(がんけん)な平衡であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何か平衡を失したものが彼等の心の中に在った...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...利害を衡(はかり)にかけて見ると...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...それぞれの国の平均生産物に均衡を保っていたことがわかる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私達は急にからだの均衡をうしなう程だった...
水野葉舟 「帰途」
...支那湖南の衡州府華光寺に...
南方熊楠 「十二支考」
...その原っぱに大体こういうようにして均衡が破れているために却って変に印象的になって景色がはまっているのであった...
「朝の風」
...裝ひの美と均衡を保つた新しさをお化粧にも創造してゆく...
吉川英治 「折々の記」
...禰衡(ねいこう)を推挙した孔融(こうゆう)であった...
吉川英治 「三国志」
...「禰衡の滞城中、おそばで伺っておると、実に無遠慮な――というよりも言語道断な奇舌をもてあそんで、あなたを罵り辱めておったが、なぜあなたは彼を殺しもせず、江夏へやってしまったのですか」劉表は笑って答えた...
吉川英治 「三国志」
...禰衡(ねいこう)を誘った...
吉川英治 「三国志」
...奥州の藤原秀衡(ひでひら)にしても...
吉川英治 「随筆 新平家」
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