...單に民族を愛する自然的衝動が存在すると云ふ事實によつては何の答へられるところもない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...己れのためにせんとする衝動若しくは本能を主張してこれを利己主義というのなら...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...引力を利用した衝突をさける装置がつけてあったのだ...
海野十三 「火星兵団」
...万一国と国との間に衝突が起ったならば...
大隈重信 「余が平和主義の立脚点」
...しかもこの権力と事功に対する慾望の衝突の裏面には...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...鳰鳥(みほどり)の七潛(かづ)き息衝き...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...今の番頭ベンケイがその衝に当っている所から知り合いの中であったから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...定州(ていしゅう)の騎兵(きへい)の衝突(しょうとつ)...
田山花袋 「田舎教師」
...三重衝突をした点まで明らかになった...
中谷宇吉郎 「「もく星」号の謎」
...立山丸はえらい勢いで岩礁に衝突した...
久生十蘭 「ノア」
...つひに衝突があった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...思はず太い溜息を衝くと同時に...
牧野信一 「明るく・暗く」
...敵の右翼は我左翼に猛烈に衝突して来た...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...衝突を恐れてその歩みが窮屈ならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...恋人の姿を見た驚きに衝(う)たれて自失しているのだった...
吉川英治 「剣難女難」
...自動車が衝突しそうな瞬間にも...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...五告白の欲望はともすれば直ちに製作衝動と間違えられる...
和辻哲郎 「生きること作ること」
...それに比べると日本画には内からの革新衝動があるように見える...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
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