例文・使い方一覧でみる「衒」の意味


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...何も自分の蛮風を(てら)っているわけではない...   何も自分の蛮風を衒っているわけではないの読み方
太宰治 「服装に就いて」

...彼れの言行には、一點の耀なく、夸張なく、文采の燦爛たるものなく、活氣の飛動せるものなく、常に克己、自制、規律を以て鍛錬せられたる軍人氣質の標本たりき...   彼れの言行には、一點の衒耀なく、夸張なく、文采の燦爛たるものなく、活氣の飛動せるものなく、常に克己、自制、規律を以て鍛錬せられたる軍人氣質の標本たりきの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...科学や文学や神学や哲学を自慢する嘴(くちばし)の黄色い学者(げんがくしゃ)ではないな...   科学や文学や神学や哲学を自慢する嘴の黄色い衒学者ではないなの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...あるいは豪傑を(てら)っての業(わざ)であったのだな...   あるいは豪傑を衒っての業であったのだなの読み方
新渡戸稲造 「自警録」

...これはちよいと踏(ふ)めますよ」「女(ぜげん)みたいなことを言ふな」「後家のお嘉代は九郎助と仲が惡くて...   これはちよいと踏めますよ」「女衒みたいなことを言ふな」「後家のお嘉代は九郎助と仲が惡くての読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...勇(げんゆう)を振うことも趣味の一つであった...   衒勇を振うことも趣味の一つであったの読み方
久生十蘭 「無月物語」

...そして人はそれをたゞその儘に受けいれゝばいゝのだ――彼の問ふ事に(てら)はずに答へ...   そして人はそれをたゞその儘に受けいれゝばいゝのだ――彼の問ふ事に衒はずに答への読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

...決してただ単に三味線をオモチャにして奇を(てら)っているのではなく...   決してただ単に三味線をオモチャにして奇を衒っているのではなくの読み方
正岡容 「随筆 寄席囃子」

...「いっぱし洒落(しゃれ)たつもりなんだろう」「洒脱(しゃだつ)を(てら)っているのさ...   「いっぱし洒落たつもりなんだろう」「洒脱を衒っているのさの読み方
山本周五郎 「いさましい話」

...「――なんでもねえよ」女の六は堀江の「すみよし」の話をしたであろう...   「――なんでもねえよ」女衒の六は堀江の「すみよし」の話をしたであろうの読み方
山本周五郎 「さぶ」

...みえや(てら)いが少しもなく...   みえや衒いが少しもなくの読み方
山本周五郎 「初蕾」

...學的な通の配列や...   衒學的な通の配列やの読み方
吉川英治 「折々の記」

...痣(あざ)の久六(きゅうろく)という名うてな悪女(わるぜげん)...   痣の久六という名うてな悪女衒の読み方
吉川英治 「剣難女難」

...(てら)いもない...   衒いもないの読み方
吉川英治 「三国志」

...形式主義者だ」「(てら)いに過ぎん」学友はみな嘲笑した...   形式主義者だ」「衒いに過ぎん」学友はみな嘲笑したの読み方
吉川英治 「三国志」

...それほどばかな気(げんき)もない...   それほどばかな衒気もないの読み方
吉川英治 「平の将門」

...計画もなく(てら)いもなく...   計画もなく衒いもなくの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...美少年の気(げんき)をたしなめるようにいう...   美少年の衒気をたしなめるようにいうの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「衒」の読みかた

「衒」の書き方・書き順

いろんなフォントで「衒」

「衒」の英語の意味

「衒なんとか」といえば?  


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