...家来は女王が行方知れずになつたのを夜の中に聞いてゐたのである...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...そういう事情で行方知れずになっている人もあると分ったら...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...本人杳(よう)として行方知れず...
中里介山 「大菩薩峠」
...それっ切り行方知れずになった松本鯛六の行方を探そうともしません...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...文七は逃亡して行方知れず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「先代の旦那が行方知れずになった時...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「先代が行方知れずになった頃...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...逐電(ちくでん)して行方知れず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「御次男内匠様が二三日前から行方知れずになった――とこうおっしゃるのでしょう」平次はもどかしそうに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...錢形の親分は智慧の時貸しはしねえとね」「智慧の時貸しつて奴があるかい」「山の宿の丸屋の主人が行方知れずになつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...行方知れずになる前の晩そんなことを言つてゐました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――行方知れずになった清水さんの掛り人のお夏という娘のことを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから先は行方知れずということになる...
久生十蘭 「肌色の月」
...諸犬これを尋ね廻れど更に行方知れず...
南方熊楠 「十二支考」
...いまは行方知れずになっているが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...隅田川から行方知れずになったと聞いたが...
吉川英治 「剣難女難」
...――お蕗母娘(おやこ)が行方知れずとなった汁講(しるこう)の夜...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...石橋山から行方知れずになった頼朝が...
吉川英治 「源頼朝」
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