...母は行方知れずになつた...
石川啄木 「二筋の血」
...そういう事情で行方知れずになっている人もあると分ったら...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...どこへどう逃げたか行方知れず...
中里介山 「大菩薩峠」
...――お雛(ひな)が行方知れずになった話はお聞きでしょう」「それは聞いた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お勢はそれっきり行方知れず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三人目の行方知れずになつた本道(ほんだう)(内科醫)で御座います」「それは大變」これは平次の方が驚きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...文七は逃亡して行方知れず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これは七年前に行方知れずになられた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...行方知れずになるのは變ぢやありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「丸屋の金藏が行方知れずになつたのだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今しがた行方知れずになった女房のお静が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...行方知れずになったということがあるというのです...
長谷川時雨 「糸繰沼」
...十年余り前に行方知れずになった男といったので判ったんだ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...長女は新京で行方知れずになり...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...諸犬これを尋ね廻れど更に行方知れず...
南方熊楠 「十二支考」
...たちまち飛んで厠の下へ潜(もぐ)り行方知れず...
南方熊楠 「十二支考」
...声稍(やや)遠く山に登るやうに聞えければ驚きて尋ねしに終(つい)に行方知れず...
柳田国男 「山の人生」
...いまは行方知れずだということであった...
山本周五郎 「青べか物語」
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