...梅といふ女児(こども)を残して之も行方知れず(今は函館にゐるが)...
石川啄木 「鳥影」
...水車小屋から出て行方知れずになったという村の娘が一人...
中里介山 「大菩薩峠」
...それっきり行方知れず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...供をしていた女中の眼の前で行方知れずになったという話だろう」「それが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...輕業師の菊太夫といふ佝僂男(せむしをとこ)が人を害めて三年前から行方知れずになつた――と言ふことが解りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今度はお孃さんがさらはれた」「何? お孃さんが――」「お絹さんが昨夜のうちに行方知れずだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...行方知れずになった時差していなすった品でございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...逐電(ちくでん)して行方知れず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「御次男内匠様が二三日前から行方知れずになった――とこうおっしゃるのでしょう」平次はもどかしそうに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...行方知れずになった二番番頭幸三郎の倅(せがれ)幸吉は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それっきり行方知れずになっていることはお前も聴いている筈だ」「知ってますとも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...母親は三年前に亡くなり父親は一年前から行方知れず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...行方知れずになったということがあるというのです...
長谷川時雨 「糸繰沼」
...すると彦兵衛は十日程以前よりその猫が行方知れずになったと云うようなお答えを致したのでございました...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...それから先は行方知れずということになる...
久生十蘭 「肌色の月」
...諸犬これを尋ね廻れど更に行方知れず...
南方熊楠 「十二支考」
...たちまち飛んで厠の下へ潜(もぐ)り行方知れず...
南方熊楠 「十二支考」
...そのまま行方知れずになって...
山本周五郎 「その木戸を通って」
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