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饗庭篁村 「木曾道中記」
...京都の公卿伯爵の公達(きんだち)鍋小路(なべこうぢ)行平(ゆきひら)――斯ういふ人達だよ...
内田魯庵 「犬物語」
...伯爵鍋小路行平は正に斯(か)ういふ浅ましい連中の一人だ子...
内田魯庵 「犬物語」
...行平君は二十二三かナ...
内田魯庵 「犬物語」
...行平殿は頭を撫でつゝ麿が家には矢大臣左大臣どのの歌集の外には何も無いが一つ同族を聞き合して見やうと...
内田魯庵 「犬物語」
...お銀が勝手の方でといで来た米を入れた行平(ゆきひら)を火鉢にかけて...
徳田秋声 「黴」
...そして、その上には、紺紙金泥に、金襴の表装をした経巻一巻と、遺書を包んだ袱紗(ふくさ)とが、置かれ、その机と、枕との間には、豊後国行平作の、大脇差が、堆朱(ついしゅ)の刀掛けに、掛かっていた...
直木三十五 「南国太平記」
...『あはれ古へを思ひ出づればなつかしや行平の中納言...
野口米次郎 「能楽論」
...彼女は『あら嬉しやこれに行平の御立あるが...
野口米次郎 「能楽論」
...あの松こそは行平よ...
野口米次郎 「能楽論」
...父母の年忌に廓中そのほか出入りの者まで行平鍋(ゆきひらなべ)を一つずつ施したり...
南方熊楠 「十二支考」
...勘定奉行平川半治(ひらかわはんじ)はこの議に与(あずか)らなかった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...行平(ゆきひら)などは今も大時代(おおじだい)の形であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...行平(ゆきひら)などは...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...筑前の野間(のま)の皿山で盛(さかん)に作る行平(ゆきひら)は...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...ぜひとも松の木を点出しようとする古臭い行平(ゆきひら)式を憎むのである...
柳田国男 「雪国の春」
...行平は、下総(しもうさ)の住人だが、ちょうど在京中であったので、頼朝に、この急を告げることができたのである...
吉川英治 「源頼朝」
...下河辺行平(しもこうべゆきひら)...
吉川英治 「源頼朝」
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