...薬品行嚢が梱包(こんぽう)される前か...
梅崎春生 「狂い凧」
...盆地の南入口付近の密林中に行嚢(こうのう)を解き...
梅崎春生 「日の果て」
...郵便物の連絡をつけてくれる行嚢(こうのう)班があったばっかりに...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...郵便集配人がズックの行嚢(こうのう)をかついではいって来る...
田山花袋 「田舎教師」
...中央郵便局の私書函には Service des Prisonniers de Guerre「俘虜郵便」の標示をつけた行嚢が...
久生十蘭 「ノア」
...積んで来ただけの行嚢が海へ落ちてフワフワ流れだした...
久生十蘭 「ノア」
...すべて人の担げるほどな行嚢(つつみ)にあらため...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ご予定の行嚢(にもつ)のほか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一個ずつの重い行嚢(こうのう)をかついで勢揃いしたさまはいかにも物々しくまたたのもしい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...行嚢(こうのう)を負う蟻(あり)のごとき列は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おのおのが負う十一箇の行嚢(こうのう)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一人分の行嚢(こうのう)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...地へ下ろして並べておいた十一箇の行嚢(こうのう)を...
吉川英治 「新・水滸伝」
...同じ船から上げられた郵便局行の行嚢を取りあげやうとしてゐる配達夫らしい中年の男であつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...彼は默つて片手に行嚢を提げ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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