...新開地を追うて来て新たに店を構えた仕出し屋の主人が店先に頬杖(ほおづえ)を突いて行儀悪く寝ころんでいる目の前へ...
寺田寅彦 「写生紀行」
...客席で行儀悪くグーグーねちまふ奴があるので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いつもみたいに行儀悪くも出来ない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私のように行儀悪くしないで...
堀辰雄 「木の十字架」
...大へんお行儀悪く「猶太(ユダヤ)びとの(ぶな)」を読みつづける...
堀辰雄 「晩夏」
...意識して――その意識がワザとらしければワザとらしい程爽快なのです――見るからに行儀悪く四肢を延して...
牧野信一 「愚かな朝の話」
...行儀悪く坐り直りました...
牧野信一 「蚊」
...どんなに行儀悪くふんぞり反つてゐてもやり切れない暑さで...
牧野信一 「渚」
...彼はその儘行儀悪くふんぞり反つた...
牧野信一 「若い作家と蠅」
...しばらくのうちに庭の雑草が行儀悪く高くなった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その中で行儀悪く具足の緒(お)を解いていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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