...それから四キロばかり行った先に...
海野十三 「火星探険」
...それは鎮火状態を問合せに行った先程の事務員が...
大阪圭吉 「坑鬼」
...「ハナ……?」この舟でこれから行った先でハナをやろうというのか...
高見順 「いやな感じ」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...震災前派出婦として働きに行った先(さき)の主人である事だけは忘れなかったがその名前は思い出せない...
永井荷風 「ひかげの花」
...この荒物屋はお千代の妹の嫁に行った先で...
永井荷風 「ひかげの花」
...そのお雪ちゃんという娘さんの行った先の温泉を...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは島田の後妻の娘が嫁に行った先の軍人の姓であった...
夏目漱石 「道草」
...御前にその行った先を話したかい」「そりゃ何ともいいませんでした...
夏目漱石 「道草」
...いつでもそうおっしゃるの」「へえ元は何だったんです」「何でも天璋院(てんしょういん)様の御祐筆(ごゆうひつ)の妹の御嫁に行った先(さ)きの御(お)っかさんの甥(おい)の娘なんだって」「何ですって?」「あの天璋院様の御祐筆の妹の御嫁にいった……」「なるほど...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...僕が頭を下げて行った先々の人間達は...
林芙美子 「魚の序文」
...行った先では身振りまでして...
宮本百合子 「暁光」
...奇怪な侍に広野の果てへ引っさげられて行った先生...
吉川英治 「江戸三国志」
...八町行った先の虚無僧岩(こむそういわ)とよぶ所から左に折れるがよいと教えました...
吉川英治 「江戸三国志」
...日野俊基の行った先を...
吉川英治 「私本太平記」
...そしてまた、行った先も、帰るか否かも、わからぬという話であった...
吉川英治 「私本太平記」
...何しろ、行った先でも、舟の中でも、晴れ着を装われた御子(みこ)様の自分が祝福される中心であった...
吉川英治 「平の将門」
...行った先の主人の話では...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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