...知らず知らず自分で選び取った道の行く手に目もくらむような未来が見えたと有頂天(うちょうてん)になった絵島丸の上の出来事以来一年もたたないうちに...
有島武郎 「或る女」
...行く手に輝く希望の光は鈍ってくる...
有島武郎 「二つの道」
...行く手の林をのぞんで急ぐといつまで行つても...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その行く手に立ちふさがる女体は...
江戸川乱歩 「影男」
...(行こうとする)アーストロフ (行く手を遮(さえぎ)って)僕は今日すぐ家へ帰ります...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...後が明るくなると行く手が暗くなる...
知里真志保 「あの世の入口」
...ルイとエミールが向かって行く手の道路の並行直線のパースペクチヴが未知なる未来への橋となって銀幕の奥へ消えて行くのである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...五 イワンドブジェンコのこの映画にも前の「大地」と同様な静的な画面をつないで行く手法が目につく...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...私の行く手をさえぎる者は私自身です...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...行く手に待っていた北町奉行の人数が挨拶にきた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...定業(じょうごう)の尽きるまで行く手を塞(ふさ)いでいてはたまらない...
夏目漱石 「坑夫」
...行く手に立ち込める濃い朝霧を通って行った後...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...邪魔者が行く手をさえぎる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...行く手――マシケ連山から流れて来た尾根のはずれに...
本庄陸男 「石狩川」
...われわれの行く手には存在しない仕事は...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...万事OKの博多二輪加にして行く手腕に至っては...
夢野久作 「近世快人伝」
...万太郎には行く手の方角も...
吉川英治 「江戸三国志」
...行く手も知れぬ世の中の峰をさして...
吉川英治 「柳生月影抄」
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