...お母さんが行く先々でお前の事を何んつて云つてるか知つてるかい...
伊藤野枝 「惑ひ」
...ハムーチャの行く先々で...
豊島与志雄 「手品師」
...よくよく行く先が案じられて...
夏目漱石 「虞美人草」
...行く先は大工の吉五郎の留守宅...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さりげなく歩いて行く先はどうやら舞台横の控えの間のようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...死骸を貰うた同前で行く先も知れておる...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...行く先が不案内で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...愛媛県温泉郡久米村高井)どうして旅の僧が行く先々に...
柳田國男 「日本の伝説」
...彼等がその乗せた主人の行く先を決して口外せぬという事は...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...行く先々を遮(さえぎ)った...
吉川英治 「三国志」
...行く先々の野路(のじ)や郷(さと)には...
吉川英治 「私本太平記」
...白浪(しらなみ)の行く先がいえるもんけ」とん...
吉川英治 「治郎吉格子」
...行く先々の村民に触れて...
吉川英治 「新書太閤記」
...宿屋掟(やどやおきて)のご定法(じょうほう)で、毎晩の泊り客には、行く先、職業、住所、年齢をちゃんと書かせる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...各地行く先々で蒐集(しゅうしゅう)された...
吉川英治 「随筆 新平家」
...して行く先は?」「辰(たつ)の口(くち)の評定所(ひょうじょうしょ)――あの右側の御門にある目安箱へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...確(しか)と行く先を聞いておくであったに」井戸亀右衛門丞...
吉川英治 「宮本武蔵」
...しかしビレラたちは行く先がなく...
和辻哲郎 「鎖国」
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