...此のお方が行くすえ長く御無事にお過し遊ばすようにと...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...行くすえ変らぬ約束をして...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...行くすえのことを飽かずに語り明かしました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...お前の信仰が行くすえ長く揺がないように...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...これにては行くすえ頼母(たのも)しからずとて...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...行くすえ、御開運の日が来ても、もしお上のおからだがお弱かったら何といたしましょう」「わかった...
吉川英治 「私本太平記」
...行くすえ大(だい)をなすことも出来ん...
吉川英治 「私本太平記」
...野に放てば行くすえあくまでわが足利の大敵だろう...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏を頼って行っても行くすえ頼む人にはなるまい...
吉川英治 「私本太平記」
...よう行くすえを話しおうて...
吉川英治 「私本太平記」
...……ひとつ腹から出た妹ながら、ひとの数奇(さっき)のおもしろさよ、武門正成のうちからも、ひと粒の胚子(たね)が、あらぬ野の土にこぼれて、行くすえ、どんな花を世に咲かすことであろうか……などとも思われて」夜は深かった...
吉川英治 「私本太平記」
...――御仏(みほとけ)さえ知って行くすえおききとどけ給わるなら...
吉川英治 「私本太平記」
...この婆の身の行くすえは」「ああ見てやるとも...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わるくしたら行くすえ邪魔者の楊雄(ようゆう)に一服毒を盛らないものでもない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どうしても行くすえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...自分の行くすえは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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