...これは行き違いになったものらしい...
海野十三 「三人の双生児」
...背後(うしろ)の入口から行き違(ちが)い前の入口から行き違い窺(のぞ)いているのも知らないで...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...私のは何かの行き違いということもあって...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...行き違いに姉から端書が来て...
谷崎潤一郎 「細雪」
...こんな行き違いは毎日のことなのよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...其れと行き違いに先の人から...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...存在論と世界観との行き違いはニュートンの自然哲学などで最も有名である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...妙なことから行き違いになってしまった(この顛末はあとで委しく書く)...
中里介山 「生前身後の事」
...言葉の行き違いと言った...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...行き違いがあったようで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...みんなわたくしのことを忘れて……」「行き違いだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...こいつはきっと俺と行き違いになったんだろう...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...五然しそのような愛情の行き違いから...
松永延造 「ラ氏の笛」
...調べる要点も言ってやっておそらく勤めるのと行き違いについたのではないでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「行き違いになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すッかり行き違いになって...
吉川英治 「江戸三国志」
...(行き違いだったのか)(それにしても...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
...行き違いになってしまって――』私は...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
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