...或時は何處か自分の行き方に誤りがあるのではないかとも思つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...明治三十七八年頃の堅實なる地方町家に人となり青春の時代をやや目覺めはじめた女性として生き甲斐ある行き方をしたいと考へながら...
今井邦子 「水野仙子さんの思ひ出」
...「行き方一つぢや...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...またデパートについてどう考えられますか」「古いありきたりの行き方をしていたのでは小売商は衰滅するよりほかあるまいと思う...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...断えざる研究と努力の結果であることはその作品の行き方が非常な目まぐるしい速度で変化しつつある事からも想像される...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...取り止めもなく声を出しながら考えるという行き方」であったと評している...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...「即ちカントの行き方は根本的に云うと分析的であって構成的ではない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...平次の日頃の行き方ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...衛生的という行き方は...
古川緑波 「富士屋ホテル」
...此の行き方はいゝと賞めてゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...斯ういふ行き方のものが...
牧野信一 「浪曼的月評」
...どんなものを書かうと作者の態度ひとつで、地味な行き方、人生とか人間性とかといふものにぢかにぶつかつてゆくといふものゝ、強さを考へさせられるものであつた...
牧野信一 「浪曼的月評」
...そういった行き方の数人又は十数人の――世間で文壇の中堅と言われ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...我々のそれとはやや行き方を異にしていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同じ処で行き方は違うが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...因(ちなみ)にこの行き方は震災前からもあったので...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そのリズムに対するタッチは全然能楽一流の行き方である...
夢野久作 「能とは何か」
...イギリスとはもうだいぶ行き方がちがふやうである...
笠信太郎 「デモクラシーのいろいろ」
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