...アンビシヨンから行くのも一つの人情に近い行き方に相違ないことゝ思ふ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...それは合理的な天然の施設の行き方と矛盾するように彼には思われるのであった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...そしてこの行き方こそ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...同じような行き方であったろうなど推測し...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そうして簡易な解析と手軽な実験によって問題の大きい輪郭を明快に決定するという行き方であったように見える...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...二人の行き方はどこか共通なところがあった...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...ああいう行き方が不憫で堪らなかった...
中里介山 「生前身後の事」
...行き方の全く違ったことを考えずにはおられません...
中里介山 「大菩薩峠」
...之はずっと拗(す)ねた烈しい行き方で...
中島敦 「光と風と夢」
...行き方知れずになつたものゝ骨が...
夏目漱石 「それから」
...即ち行き方が全然反對であつたのだ...
二葉亭四迷 「余が言文一致の由來」
...どんなものを書かうと作者の態度ひとつで、地味な行き方、人生とか人間性とかといふものにぢかにぶつかつてゆくといふものゝ、強さを考へさせられるものであつた...
牧野信一 「浪曼的月評」
...二人の青年がこの現代に處して生きて行く行き方の根本的な違いから來る論爭になつて行つた...
三好十郎 「肌の匂い」
...同時に透き通るほど細心な行き方は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...京都旧跡の廻り方は玄人の行き方と素人のとに分れているらしいが...
横光利一 「旅愁」
...いうような行き方ではなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その目標へすすむ行き方としては根本的に意見の相違があって...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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