...才のあるなしよりは自分の信奉するツルゲーネフやドストエフスキーやゴンチャローフの態度と違った行き方をして生活の方便とするを内心窃(ひそか)に爪弾(つまはじ)きしていた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...確におもしろい行き方だと思う...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...いつぞやお話した百観音の蠑螺堂(さざえどう)のぐるぐると廻って階段を上る行き方を参考としまして...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...しかしこういう行き方では決してドビュシーの音楽のようなものはできないであろう...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...「即ちカントの行き方は根本的に云うと分析的であって構成的ではない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...然しながらあの行き方では精々お山の大将で終るだけのもので...
中里介山 「生前身後の事」
...行き方の全く違ったことを考えずにはおられません...
中里介山 「大菩薩峠」
...少なくとも一夫一婦毎に一棟を分つという近代の行き方に則(のっと)らねばならないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...行き方知れずになつたものゝ骨が...
夏目漱石 「それから」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...私も丁度父と同じやうな行き方になつたと云ふのは何と云ふいんねんだらう...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...どうしてよいかわからない」批評を書く人に小林秀雄および小林と似たような行き方の批評家たちがおります...
三好十郎 「恐怖の季節」
...生きて行き方に就ても多少は新らしい理智と言ったようなものも持っている人間だと自分で思っていたの...
三好十郎 「好日」
...プルタルコスの行き方を慕わしく思うため...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「能はなるたけ動かずにその心持を十分現わすという行き方ですから...
山本笑月 「明治世相百話」
...あらゆる芸術表現の行き方を...
夢野久作 「能とは何か」
...いうような行き方ではなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...何しても、信長の行き方は、そうした民情にぴったりしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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