...何の信仰! 何の希望! 木村は葉子が据(す)えた道を――行きどまりの袋小路を――天使の昇(のぼ)り降りする雲の梯(かけはし)のように思っている...
有島武郎 「或る女」
...盲管のように行きどまりになっていたので...
海野十三 「宇宙戦隊」
...やがて廊下は行きどまりとなった...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...それで行きどまりだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...やっと行きどまりました...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...行きどまりを見とどけることはできませんでした...
江戸川乱歩 「大金塊」
...すぐ行きどまりになっているとすれば...
江戸川乱歩 「大金塊」
...行きどまりではないことがわかりました...
江戸川乱歩 「大金塊」
...行きどまりはないんだよ...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...行きどまりの山じゃあねえか...
直木三十五 「南国太平記」
...終には鼻面にふさはしい僅の平面を残して行きどまりの絶壁になつてしまつた...
中勘助 「銀の匙」
...廃墟の行きどまりへ着いてしまう...
中里介山 「大菩薩峠」
...出端(では)のない行きどまりに立つくらいなら...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ここまでくれば行きどまりだと...
久生十蘭 「野萩」
...行きどまりの土蔵の折釘に飛びついて下へ降りようとしたところが...
久生十蘭 「魔都」
...ボナパルト街の古めかしい一郭にある袋小路(アンパッス)の行きどまりの拱門を入り...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...五十年が行きどまりだと...
柳田国男 「故郷七十年」
...ここは行きどまりの滝道であったのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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