...葉子はたまたま行きあう女の人たちの衣装を物珍しくながめやった...
有島武郎 「或る女」
...酒の気も借らずにしめやかに話し合いながら通るのに行きあうくらいのものだった...
有島武郎 「或る女」
...どこにでも行きあうようなオッサンに見えなくちゃ...
海野十三 「暗号数字」
...これはと思う人に行きあうたびにたずねた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...道で行きあうようなことはありませんでしたろうね」「はははは」竜之助は笑いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...たくさん行きあう...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...きんはすみ子の茶の間で行きあう学生の田部と知りあい...
林芙美子 「晩菊」
...鰹船が行きあうちょっと以前まで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鰹船が行きあう四半刻にも足らぬ以前のことだったと思われる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...行きあう人は見知らぬ人が多くなり...
三好十郎 「歩くこと」
...敵将の遺骸に行きあうや深い悲嘆に沈まれたことなどを読んでも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...川に行きあうごとに必ず荷をしょったまま水の中につかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...途中で行きあう誰からでもその馬をとり上げ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...行きあう誰を証人に立ててもすむべき事柄のために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その山路で行きあう最初の旅人をとらえてこれに仲裁をたのむ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それから行きあう人の顔を眺めて何んの気もなしにそのうしろ姿を振りかえってみたりする...
矢田津世子 「神楽坂」
...上杉景勝と行きあうときは...
吉川英治 「新書太閤記」
...途で行きあう村びとたちは...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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