...融(と)けた血で血達磨(ちだるま)のようになった男です...
海野十三 「人間灰」
...「血達磨(だるま)」の芝居で...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...訥子といへば「血達磨(ちだるま)」や「丸橋忠弥」の立廻りで...
薄田泣菫 「茶話」
...三代目中村歌右衛門の血達磨(ちだるま)で...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...祖母は母の棺へこの血達磨の草双紙を入れてやったと後に聞いた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...血達磨(ちだるま)になって幾人も幾人も生きた人間を斬る絵は...
野村胡堂 「十字架観音」
...両手片足を捩がれた男と全身血達磨の青年が低い声で唸りあつてゐる...
原民喜 「火の踵」
...その内で世間の評判を聞くと血達磨の九州旅行が最も受けが善くて...
正岡子規 「徒歩旅行を読む」
...血達磨の紀行には時として人を驚かすような奇語奇文奇行がないではないが...
正岡子規 「徒歩旅行を読む」
...血達磨(ちだるま)のように染まってまだ走った...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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