...血止めの薬をつけてやった行商人や僕などには泣いて感謝したことも事実である...
芥川龍之介 「第四の夫から」
...傷口をおさえて血止めにした...
海野十三 「空中漂流一週間」
...血止めの藥と調合した膏藥とを置いて戻つた...
江南文三 「佐渡が島から」
...傷口に血止め薬を塗り...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...あれだけ血止め薬を塗って...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...用意していた血止め...
直木三十五 「南国太平記」
...誠一は脚の血止めの法をよく覚えていたっけか? 腿の付け根のところを指で強くおさえるのだが...
永井隆 「この子を残して」
...血止めをせにゃならん...
永井隆 「長崎の鐘」
...森の前へ来て三蔵に負わされたかすり疵に血止めの布を巻いている...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...血止めであります...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...これが血止め薬ですから...
山本周五郎 「風流太平記」
...しかし外科医が血止めをしている間も...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...この原じゃあ……」「血止めだけして...
吉川英治 「江戸三国志」
...そして血止めをギリギリと巻きしめておけ」「はっ」「誰か...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...血止めはギリギリと巻いておいた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お前さんが血止めをしておいたかね」「なんしろ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...血止めや手当の用意をよくととのえておいてからでなければ斬れん...
吉川英治 「宮本武蔵」
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