...行ってもいい」これから二人はややしばらく気の置けない雑談に時を過しながら点燈(ひともし)ごろから蠣殻町に出かけていった...
近松秋江 「うつり香」
...それでこちらからわざわざ蠣殻町まで迎えにいった...
近松秋江 「うつり香」
...成程蠣殻町(かきがらちょう)二丁目十四番地に...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...そして蠣殻町(かきがらちょう)の方へ入り込んでいる...
徳田秋声 「足迹」
...月に一度くらいは急度(きっと)蠣殻町(かきがらちょう)の方へ出て来るのであったが...
徳田秋声 「あらくれ」
...A君は蠣殻町の勤め先を早仕舞にしてわたしの家に立寄り連立って出かけたのである...
永井荷風 「写況雑記」
...日本橋浜町蠣殻町(にほんばしはまちょうかきがらちょう)辺に白首(しろくび)夥(おびただ)しく巣を喰ひ芸者娼妓これがために顔色なかりき...
永井荷風 「桑中喜語」
...浜町の女と区別してこれを蠣殻町(かきがらちょう)といへり...
永井荷風 「桑中喜語」
...蠣殻町は浜町に比ぶれば気風ぐつと下りたりとて...
永井荷風 「桑中喜語」
...蠣殻町(かきがらちょう)二丁目にある銀座が分判銀(ぶばんぎん)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...蠣殻町(かきがらちょう)の浅野の屋敷のまえを通り...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...日本橋蠣殻町、海賊橋(かいぞくばし)ぎわの佐原屋の近くで、宵の口からウソウソと動きまわるただならぬ人のけはいがあった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...四方から蠣殻町一円を蟻のはいでる隙間もないよう押しかこんでしまった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...蠣殻町の住いは手狭で...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...九郎右衛門は蠣殻町へ飛んで帰った...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...蠣殻町(かきがらちょう)の水天宮(すいてんぐう)様とが競争者で...
柳田國男 「日本の伝説」
...相手が蠣殻町(かきがらちょう)の娘のおちよだってことはおめえも知ってるだろう...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...中流向きの名劇場俳優は不平組の粒ぞろい蠣殻町(かきがらちょう)の中島座...
山本笑月 「明治世相百話」
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