...」と声をかけると、いや、番頭の薬罐頭め、てれまい事か、慌てて桝を馬子半天に渡しながら、何度も小鬢(こびん)へ手をやつて、「これは又御早い御立ちで――ええ、何とぞ御腹立ちになりやせんやうに――又先程は、ええ、手前どもにもわざわざ御心づけを頂きまして――尤も好い塩梅(あんばい)に雪も晴れたやうでげすが――」などと訳のわからねえ事を並べやがるから、おれは可笑しさも可笑しくなつて、「今下りしなに小耳に挾んだが、この胡麻の蠅は、評判の鼠小僧とか云ふ野郎ださうだの...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...蠅男は機関銃を鳴らしとるのに違いないのに...
海野十三 「蠅男」
...蠅男を探偵していたとはいうものの...
海野十三 「蠅男」
...怪物蠅男も亦その時は死にもの狂いで立ち向ったのだった...
海野十三 「蠅男」
...毒が、消化の際、蠅を離れて、身體中に廣まつた...
高田力 「ベーシック英語」
...我打つて飜へり死ぬ蠅あはれ六月十一日 夕月会...
高浜虚子 「六百句」
...どんなに小五月蠅(こうるさ)く感じたか知れませんでした...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...それでもう蠅がおらんと云うことになったかも知れんな」「それとも...
田中貢太郎 「蠅供養」
...その猫の尻尾に所謂『秋蠅』が一匹とまっている...
種田山頭火 「夜長ノート」
...時に蠅のような小さい虫が小春の日光を浴びて垣根の日陰を斜めに閃く...
寺田寅彦 「森の絵」
...例へば彼の蠅は一丁か二丁ばかりは精出して飛びそれより外に飛びもならぬ者なれど馬の背なぞにひよつと止まりぬれば一日に十里も行くが如し云々(しかじか)...
永井荷風 「小説作法」
...数知れぬ青蠅と蛆(うじ)が湧いて...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...食卓をこしらえハムレットの食事が終るまで傍に立っていて“蠅追い(シャッス・ムッシュ)”で蠅を追う真似をしなくてはなりません...
久生十蘭 「ハムレット」
...蒼蠅(うるさ)いと言わぬばかりに...
二葉亭四迷 「平凡」
...凸凹の・ざらざらした・場所にとまって休む蠅みたいだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...蠅の糞(ふん)で真白になった電球の下に仰向けに寝ころんだ...
夢野久作 「鉄鎚」
...見ると、鼠木綿(ねずもめん)の宗服を着たのが、虚無憎とみえますが、蠅をうけた以上、無論、掛絡(けらく)も天蓋(てんがい)も剥(は)ぎとられているので顔はさらしている...
吉川英治 「江戸三国志」
...五月蠅く思っているくらいのもので別に恐れていやしない...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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