...乳を持つた牝牛から乳を搾つて労働者の蟻達にくばるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...お互ひに蟻の御馳走の為めに競争してゐるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...蟻は極くつまらない小さな生き者だが...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...――こうして、ロロとルルの二人を、この地球へ連れて来ることが出来たのだ」と、蟻田博士は、深いため息とともに、不思議な話を語り終ったのだった...
海野十三 「火星兵団」
...(冷却管の故障だ)と、蟻田博士は、言うのであった...
海野十三 「火星兵団」
...自分にたいする同情を若蟻らのうちに見出すことが少ないだけに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小舟が漁に出る所と見えて磯近く羽蟻のやうに散らばつて居る...
長塚節 「彌彦山」
...蟻(あり)の山が見つかったとか...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...直ちにこの蟻を捕へてそれに結び付けて詩心を満足させたわけなのであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...松王が「蟻(あり)のはひ出(ず)る」といふ処「相がうがかはる」などと云(いう)処にて思入し...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...むかし守屋大連(もりやのおおむらじ)は神道を頑守して仏教を亡ぼさんとし、自戮せられて啄木鳥(てらつつき)となり、天王寺の伽藍を啄(つつ)き散らせしというが、和歌山県当局は何の私怨もなきに、熊楠が合祀に反対するを悪(にく)み、十八昼夜も入監せしめたから、天、白蟻を下し、諸処を食い散らされたものと見える...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...なぜかと言えば最(も)うとかげの尾は蟻に引かれながら白い砂地の上に...
室生犀星 「とかげ」
...蟻のように辿(たど)ってゆく車駕や荷駄や大兵の列が見える...
吉川英治 「三国志」
...蟻(あり)の列だけだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...赤蟻(あかあり)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蜜蜂や蟻の眼には感じられ...
吉田絃二郎 「沈黙の扉」
...この蟻は部屋にも上らず...
若山牧水 「樹木とその葉」
...辛うじてその中に私の目指す蟻の一疋を見出した私は...
若山牧水 「樹木とその葉」
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