例文・使い方一覧でみる「蟠」の意味


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...北見の境上に(わだかま)る連嶺が青く見えて來た...   北見の境上に蟠る連嶺が青く見えて來たの読み方
徳冨蘆花 「熊の足跡」

...桃は其の音の示す如く番頭で...   蟠桃は其の音の示す如く番頭での読み方
内藤湖南 「大阪の町人と學問」

...平常心の底に(わだかま)っている怨恨(えんこん)は折々われ知らず言葉の端にも現われそうになるのを...   平常心の底に蟠っている怨恨は折々われ知らず言葉の端にも現われそうになるのをの読み方
永井荷風 「つゆのあとさき」

...列仙(れっせん)の集まる桃会(はんとうえ)を擾(さわ)がし...   列仙の集まる蟠桃会を擾がしの読み方
中島敦 「悟浄歎異」

...彼の容子を見ると心に何かりがあるやうでもあるが其活々した底力のある容貌は決して愁あるものではないといふことを知らしめる...   彼の容子を見ると心に何か蟠りがあるやうでもあるが其活々した底力のある容貌は決して愁あるものではないといふことを知らしめるの読み方
長塚節 「商機」

...熾な希望と共に何處かに不安の念がつて時には非常な取越苦勞もすることがある...   熾な希望と共に何處かに不安の念が蟠つて時には非常な取越苦勞もすることがあるの読み方
長塚節 「商機」

...私の大いなる疑問は常にそこに(わだか)まっている...   私の大いなる疑問は常にそこに蟠まっているの読み方
夏目漱石 「硝子戸の中」

...なんの(わだかま)りもなくニヤリとしました...   なんの蟠りもなくニヤリとしましたの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...今度はバラ撒(ま)かずに溜めて置くが宜いぜ」平次は女房のお靜を顧(かへり)みて(わだかま)りもなく笑ひました...   今度はバラ撒かずに溜めて置くが宜いぜ」平次は女房のお靜を顧みて蟠りもなく笑ひましたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...今度はバラ撒(ま)かずに溜めておくがいいぜ」平次は女房のお静を顧みて(わだかま)りもなく笑いました...   今度はバラ撒かずに溜めておくがいいぜ」平次は女房のお静を顧みて蟠りもなく笑いましたの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...御用とおっしゃるのは?」喜三郎は(わだかま)りのない長い顔を挙げます...   御用とおっしゃるのは?」喜三郎は蟠りのない長い顔を挙げますの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...胸の中に(わだか)まつて居た長い間の鬱屈(うつくつ)を...   胸の中に蟠まつて居た長い間の鬱屈をの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...武總に居したる有名な平氏...   武總に蟠居したる有名な平氏の読み方
原勝郎 「日本史上の奧州」

...薄気味悪くふくんでゐるやうな物凄い意地の悪さがつてゐるかのやうであるのだが...   薄気味悪くふくんでゐるやうな物凄い意地の悪さが蟠つてゐるかのやうであるのだがの読み方
牧野信一 「浪曼的月評」

...末造が来てもこれまでのように(わだか)まりのない直情で接せずに...   末造が来てもこれまでのように蟠まりのない直情で接せずにの読み方
森鴎外 「雁」

...明治史の裡面に踞(ばんきょ)する浪人界の巨頭じゃないか...   明治史の裡面に蟠踞する浪人界の巨頭じゃないかの読み方
夢野久作 「近世快人伝」

...ただ銘刀の刃紋(はもん)のうような朧夜(ろうや)の雲が空いちめんに(わだかま)っていて...   ただ銘刀の刃紋のうような朧夜の雲が空いちめんに蟠っていての読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...そしてそこの桃河(ばんとうが)の岸までくると...   そしてそこの蟠桃河の岸までくるとの読み方
吉川英治 「三国志」

「蟠」の読みかた

「蟠」の書き方・書き順

いろんなフォントで「蟠」

「蟠」の英語の意味


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スペクトル   出廷する   近来  

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