...全く僕は蟄虫が春光に遇っておもむろに眼を開くような悦(よろこ)ばしい気持ちでいることができる...
有島武郎 「片信」
...蟄居(ちっきょ)してしまった...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...冬(ふゆ)の蔵蟄(あなごもり)にはこれを※(なめ)て飢(うゑ)を凌(しの)ぐ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...其蔵蟄(あなごもり)する所は大木の雪頽(なだれ)に倒(たふ)れて朽(くち)たる洞(うろ)(なだれの事下にしるす)又は岩間(いはのあひ)土穴(つちあな)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...啓蟄(けいちつ)や日はふりそゝぐ矢の如く三月十一日 草樹会...
高浜虚子 「五百五十句」
...ながらく蟄居(ちっきょ)してはなはだ不自由...
太宰治 「男女同権」
...いかにすべての世相に背を向けて家庭内に蟄居(ちっきょ)した生活を送っているかということなぞ...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...当分蟄居(ちっきょ)を命ぜられたゞけであったが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...長く田舎に蟄居(ひっこ)んでいる父親に物を亡(な)くされた愚痴が...
徳田秋声 「足迹」
...幽蟄(ゆうちつ)せしめらる...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...読書のうちに蟄居しがちになりました...
豊島与志雄 「碑文」
...それから、吉井、松元、山内、肱岡、これが蟄居...
直木三十五 「南国太平記」
...義俊母子を近江(おうみ)三河一万石に蟄居(ちっきょ)させてしまったのでした...
野村胡堂 「十字架観音」
...紅い海水着一枚で蟄居(ちっきょ)していた事もある...
林芙美子 「新版 放浪記」
...冬中(がく)は蟄伏する(フムボルト『回帰線内墨州紀行(トラヴェルス・ツー・エクエノクチカル・アメリカ)』英訳十九章)...
南方熊楠 「十二支考」
...兼松三郎は帰国の上永(なが)の蟄居(ちっきょ)を命ぜられた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...また三年前の閉門蟄居(ちっきょ)のやり直しだ...
吉川英治 「大岡越前」
...高氏が二年ごしの蟄居...
吉川英治 「私本太平記」
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