...蟄居(ちっきょ)してしまった...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...蜥蜴(とかげ)以下啓蟄(けいちつ)の虫くさ/″\なり昭和六年三月十三日 東大俳句会...
高浜虚子 「五百句」
...蟄居(ちっきょ)の形なのです...
太宰治 「小さいアルバム」
...いわんや草莽(そうもう)の中に蟄伏(ちっぷく)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...以て彼が蟄居(ちっきょ)を解放せんとの斡旋(あっせん)を促したりき...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...蟄居中さらに家学を授くるの許を得たり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...かくして彼は沈黙の獄屋に蟄居(ちっきょ)していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...其(そ)の刺戟(しげき)から蛙(かへる)はまだ蟄居(ちつきよ)の状態(じやうたい)に在(あ)りながら...
長塚節 「土」
...學校を出てから私は全く田舍に蟄居して居たもの故...
西田幾多郎 「井上先生」
...義俊母子を近江(おうみ)三河一万石に蟄居(ちっきょ)させてしまったのでした...
野村胡堂 「十字架観音」
...彼がこの洞窟に蟄居してから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...之を百千年来の蟄状鬱憂に救い...
福沢諭吉 「新女大学」
...不愉快な蟄居のせいであろうか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...冬中(がく)は蟄伏する(フムボルト『回帰線内墨州紀行(トラヴェルス・ツー・エクエノクチカル・アメリカ)』英訳十九章)...
南方熊楠 「十二支考」
...正月上子の日その蟄伏した処を焼いて野草の繁茂を謀ったので...
南方熊楠 「十二支考」
...蟄居(ちっきょ)を命じられたという...
吉川英治 「剣の四君子」
...兄者人へ近づいては」「鎌倉どのの御直命で、蟄居の門は、わが家の家来ならぬ新田殿の手の者が、かたく見張っているのですよ」「わかっています...
吉川英治 「私本太平記」
...永らく蟄伏(ちっぷく)していた世阿弥の心は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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