...蟄居(ちっきょ)の形なのです...
太宰治 「小さいアルバム」
...いかにすべての世相に背を向けて家庭内に蟄居(ちっきょ)した生活を送っているかということなぞ...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...当分蟄居(ちっきょ)を命ぜられたゞけであったが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...廃蟄(はいちつ)後...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...室内に蟄居(ちっきょ)してしびれがきれたら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...執拗(しつよう)な蟄居(ちっきょ)的なものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それから、吉井、松元、山内、肱岡、これが蟄居...
直木三十五 「南国太平記」
...啓蟄(けいちつ)...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...義俊母子を近江(おうみ)三河一万石に蟄居(ちっきょ)させてしまったのでした...
野村胡堂 「十字架観音」
...堀主水が鎌倉(かまくら)に蟄居(ちっきょ)していると...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...内の婦人は必ず女大学の範囲中に蟄伏(ちっぷく)して独り静に留守を守るならんと...
福沢諭吉 「女大学評論」
...之を百千年来の蟄状鬱憂に救い...
福沢諭吉 「新女大学」
...というのも蟄居(ちっきょ)し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...飽食後や蟄伏中に至って動作遅緩なるより...
南方熊楠 「十二支考」
...鼠は冬蟄し、この女神も冬は地府に帰るを表わしたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...蟄居の人、高氏は、仰向けに寝ころんでいる...
吉川英治 「私本太平記」
...わしが蟄居(ちっきょ)の日にも...
吉川英治 「私本太平記」
...蟄居(ちっきょ)中の足利直義(ただよし)――頭を剃って恵源(えげん)といっていた直義は――とつぜん京都から姿を消した...
吉川英治 「私本太平記」
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