...蟋蟀(こおろぎ)の声とともに...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...蟋蟀をふかす5・27東京日日(夕)「君は蟋蟀(こほろぎ)をくはへてるな...
薄田泣菫 「茶話」
...懶(ものう)さうな蟋蟀の歌に混つて...
薄田泣菫 「独楽園」
...誰かゞ双方の蟀谷(こめかみ)をほてった手で抑えて居るように感じた...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...何処カラカ部屋ノ中ニ蟋蟀ガ紛レ込ンダノダロウカ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...ソシテ七十七歳ノ今デモ明ケ方ニアノピイピイト云ウ蟋蟀ノ声ヲ思イ出スト...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...多分昨日ノ明ケ方ノ蟋蟀ノ夢ヤ乳母ノ夢ガ跡ヲ引イタノダト思ウ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...こなた*ヘレノス近よりてデーイピロスの蟀谷(こめかみ)を...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...蟋蟀(こおろぎ)の鋭い顫音(トレモロ)は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それまでも生き殘つてゐた蟋蟀が...
永井荷風 「蟲の聲」
...一閻魔蟋蟀(えんまこおろぎ)が二匹...
林芙美子 「泣虫小僧」
...ほら鮭が焼けたぜ」いっぱい飯の盛られた飯茶碗を胸の辺へかかえ上げると押入の方で蟋蟀(こおろぎ)がりいい……と鳴き始めた...
林芙美子 「泣虫小僧」
...雌を呼ぶ蟋蟀の物哀しい声を何気なく思い出した...
林芙美子 「泣虫小僧」
...浮きあがった蟀谷(こめかみ)の青筋をびくつかせ一重瞼の細い眼が...
火野葦平 「花と龍」
...蟋蟀がしきりに鳴いてゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...どうしたことか蟋蟀が鳴いてゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...幸運を持つてくるといふ蟋蟀が...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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