...螽(ばつた)の如く蹲(しやが)んで居る男と...
石川啄木 「漂泊」
...螽の如く蹲んだ男は...
石川啄木 「漂泊」
...螽(いなご)の如く蹲(しやが)んで居る男と...
石川啄木 「漂泊」
...螽の如く蹲んだ男は...
石川啄木 「漂泊」
...螽斯(ばった)ほどの小さな旅のものに...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...六番の美男の東海さんは「螽(きりぎりす)みたいな...
田中英光 「オリンポスの果実」
...螽斯(ばった)のようになった手を蒲団(ふとん)の外になげだすようにして寝ているのが垣の間から見える...
田山花袋 「田舎教師」
...螽(いなご)がぱら/\と足(あし)の響(ひゞき)に連(つ)れて稻(いね)を渉(わた)つて遁(にげ)た...
長塚節 「土」
...蚤(のみ)に螽(さ)された痕(あと)も見付かりません...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...コン吉は螽斯(ばった)のように飛びあがって...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...小穂(学術語であって螽花(しゅうか)と称する)は穂軸に互生して二列生をなし...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...この花穂は植物学上にてこれを小穂または螽花と云う...
牧野富太郎 「植物記」
...螽(いなご)のようにぞろぞろ出て来て...
吉川英治 「大谷刑部」
...キチキチキチ……と青い螽(ばった)が信長の姿に飛び交う...
吉川英治 「新書太閤記」
...身をめぐってキチキチ飛ぶ螽(ばった)のように聞いていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...米つき螽(ばった)のような癖は...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...螽(ばった)でも叩きつけるように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...螽(ばった)のように跳ねながらやって来て...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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