...そしてその牙を開いて蜂を螫します...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そしてその螫す感じでもずつと痛いよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...その螫毛は虫の体の中にしまつてある毒の嚢(ふくろ)に通じてゐて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...其の種に従つて或時は体の一部分に、或時は他に持つてゐる――針や、牙や、螫毛や、刃針の――特別な武器で、毒液を滲み込ます傷をつける...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...何がお前を螫したか知りたくはないかい?』と叔父さんが尋ねました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...蝮の牙から流し出される液と蠍の螫はヴエノマスの方だから...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...雄蜂は螫毛を持つてゐない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それはまるで蟹の螫(はさみ)のように見えるのだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...口か舌かを螫(さ)されたと見え...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その時セルギウスは蝮(まむし)に螫(さ)されたやうな気がした...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...森本は不意に蜂(はち)にでも螫(さ)されたように...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...これでも蚤(のみ)の螫(さ)した跡(あと)よりはでかいでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...払ふとすれど名物の蚊に首筋額ぎわしたたか螫(ささ)れ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...拂(はら)ふとすれど名物(めいぶつ)の蚊(か)に首筋(くびすぢ)額(ひたい)ぎわしたゝか螫(さゝ)れ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...人を螫(さ)し立ちどころに死す〉とあると同物だろうという...
南方熊楠 「十二支考」
...諸方より蜂飛び来って爺のキン玉を螫(さ)し...
南方熊楠 「十二支考」
...果して豕を螫し殺すか試(ため)さんと心懸くるも...
南方熊楠 「十二支考」
...またこれに螫されると必ず二三日脹れて痛かつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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