例文・使い方一覧でみる「蝴」の意味

...知るも知らざるも皆裸蝴蝶を喧伝した... 知るも知らざるも皆裸蝴蝶を喧伝したの読み方
内田魯庵「美妙斎美妙」

...美妙斎の全盛は裸蝴蝶時代が絶頂で... 美妙斎の全盛は裸蝴蝶時代が絶頂での読み方
内田魯庵「美妙斎美妙」

...美妙がもし裸蝴蝶時代に早世したなら必ず一代の大天才なるかのように天下を挙げて痛惜哀悼を惜まなかったろう...
内田魯庵「美妙斎美妙」

...観客はその夢幻郷の蝴蝶（こちょう）になって観客席の空間を飛翔（ひしょう）してどことも知らぬ街路の上に浮かび出るのである... 観客はその夢幻郷の蝴蝶になって観客席の空間を飛翔してどことも知らぬ街路の上に浮かび出るのであるの読み方
寺田寅彦「映画雑感（４［＃「４」はローマ数字、1-13-24］）」

...池のさゞ波空の虹いみじは脆き世の道をわれはた泣かむ花の蔭其花掃ふ夕風に蝴蝶の宿を音づれて問はん「昨日の夢いかに」春を誘ふて蜂蝶の空のあなたに去るがごと玉釵碎けて星落ちてあはれ芳魂いまいづこ殘るは枯れし花の枝盡きぬは恨み春の雨... 池のさゞ波空の虹いみじは脆き世の道をわれはた泣かむ花の蔭其花掃ふ夕風に蝴蝶の宿を音づれて問はん「昨日の夢いかに」春を誘ふて蜂蝶の空のあなたに去るがごと玉釵碎けて星落ちてあはれ芳魂いまいづこ殘るは枯れし花の枝盡きぬは恨み春の雨の読み方
土井晩翠「天地有情」

...思いがけなく生を得た蝴蝶は... 思いがけなく生を得た蝴蝶はの読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...水に濡（ぬ）れ浸（ひた）った蝴蝶の... 水に濡れ浸った蝴蝶のの読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...小説の中の蝴蝶も... 小説の中の蝴蝶もの読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...あたくし、真っ白な鵬（おおとり）に乗った、あたくしの水浴（みずあみ）の姿を描きたいのですが、駄目（だめ）ですわ――そんなふうにも書いたことがあったようだったが――どうだろう、「蝴蝶」は、もっと前に出ているのだ――錦子が、いくら呟（つぶや）いても仕方なかった... あたくし、真っ白な鵬に乗った、あたくしの水浴の姿を描きたいのですが、駄目ですわ――そんなふうにも書いたことがあったようだったが――どうだろう、「蝴蝶」は、もっと前に出ているのだ――錦子が、いくら呟いても仕方なかったの読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...その反対の方へむけて、腕の曲折を、ふっくらとつくると、それは、思いがけない生々しさで錦子の前へ、若い女が横たわって、羞恥（しゅうち）を含んでいる――「おお、蝴蝶どの、そなたの姿はわらわによう似ていられる――」歌舞伎役者のせりふもどきで錦子は、満足した自分の体も、そこへ、その通りの姿態（ポーズ）で肘（ひじ）を枕にして、ころがった... その反対の方へむけて、腕の曲折を、ふっくらとつくると、それは、思いがけない生々しさで錦子の前へ、若い女が横たわって、羞恥を含んでいる――「おお、蝴蝶どの、そなたの姿はわらわによう似ていられる――」歌舞伎役者のせりふもどきで錦子は、満足した自分の体も、そこへ、その通りの姿態で肘を枕にして、ころがったの読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...「蝴蝶」の出ていた... 「蝴蝶」の出ていたの読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...美妙斎の「蝴蝶」は... 美妙斎の「蝴蝶」はの読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...蝴蝶殿へとした公開状で... 蝴蝶殿へとした公開状での読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...「蝴蝶」を発表当時ほど言文一致派の気焔（きえん）は上らないで... 「蝴蝶」を発表当時ほど言文一致派の気焔は上らないでの読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...覺めなば果敢なや花間の蝴蝶... 覺めなば果敢なや花間の蝴蝶の読み方
一葉「暗夜」

...わたくしは姑（しばら）く蘭軒の乾蝴蝶（かんこてふ）に与（くみ）して置かう... わたくしは姑く蘭軒の乾蝴蝶に与して置かうの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...此意吾将問蝴蝶... 此意吾将問蝴蝶の読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...... の読み方
横瀬夜雨「花守」