...殊更らにその輪廓の大きさと重々しさとを増した蝦夷富士は...
有島武郎 「秋」
...それの東々北には蝦夷富士がありその裾を尻別の美河が流れてゐるが...
有島武郎 「農場開放顛末」
...蝦や蟹が如何(いか)に運動感覚の器官が発達していても...
伊波普猷 「進化論より見たる沖縄の廃藩置県」
...別してこの蝦蟇のイボイボを見ては...
江見水蔭 「備前天一坊」
...昔に変らぬ剰談(じょうだん)ばなしの中にそれとつかず泰平の世は既に過ぎ恐しい黒船は蝦夷(えぞ)松前(まつまえ)あたりを騒がしている折から...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...天ぷら用の蝦などもいつも豊富に手にはいる由である...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...模様は蝦夷人(えぞじん)の着る半纏(はんてん)についているようなすこぶる単純の直線を並べて角形(かくがた)に組み合わしたものに過ぎぬ...
夏目漱石 「倫敦塔」
...蝦のように躯を曲げて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...蝦夷地改め北海道の主都として...
本庄陸男 「石狩川」
...結氷をやぶって蝦夷地に渡った...
本庄陸男 「石狩川」
...東蝦夷からぐるりとまわって古潭(こたん)の難所を抜け...
本庄陸男 「石狩川」
...朝はモルヒネを飲んで蝦夷菊(えぞぎく)を写生した...
正岡子規 「病牀六尺」
...めあてのない遑だしさで急いでくる蝦蟇の群...
三好達治 「測量船」
...悪夢のやうに重たいものを踏んでくる蝦蟇の群...
三好達治 「測量船」
...蝦蟇の彫刻をして人に贈った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...蝦夷の乱とも聞いたので帰国をいそぐ」「お引止めはいたしますまい...
吉川英治 「私本太平記」
...蝦夷(えぞ)ノ乱...
吉川英治 「私本太平記」
...われわれの眼の前で注文の蝦(えび)を釣り上げる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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