...北緯四十一度に近い蝦夷(えぞ)の西岸オタルナイから三十一度の薩摩の南端に至るといえば大略の見当はつくであろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...蝦夷にもあったのである! 私はまた欧州のLymnaea auriculata〔モノアラガイ科〕に類似した...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...蝦夷松(えぞまつ)の枝からふり落ちるどす黒い――雌は赤黒い――ダニが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...是皆蝦夷詞なり...
太宰治 「津軽」
...蝦(えび)のようにかがめて寝る足は終夜(しゅうや)暖まらない...
田山花袋 「田舎教師」
...延若(えんじゃく)だの団十郎(だんじゅうろう)だの蝦十郎(えびじゅうろう)だの...
徳田秋声 「挿話」
...越えて寛政十年露船蝦夷(えぞ)に到り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...最初蝦夷松椴松の翠(みどり)に秀であるひは白く立枯るゝ峯を過ぎて...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...寛政四年(一七九二年)にエカテリイナ女皇の遣日使節が蝦夷松前にやつてきた年には...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...蝦蟇が居なくなった...
豊島与志雄 「蝦蟇」
...小魚や小蝦も鮮鱗の一種であり...
豊島与志雄 「文学以前」
...蝦夷のまだ住んで居る其奧州に...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...「蝦夷地といえども例外には致すまい」思いだしたように邦夷がそう云った...
本庄陸男 「石狩川」
...『蝦夷(えぞ)産業図説』には...
柳田国男 「木綿以前の事」
...陸羽の奥はまだ蝦夷地(えぞち)のままといってよい...
吉川英治 「私本太平記」
...彼が彼らしい童心の溌剌を急に削(そ)がれたのは、決して、そのような物質でもなく、蝦夷萩との、恋でもない...
吉川英治 「平の将門」
...蝦夷萩は、鼻腔(びこう)からひくい呻(うめ)きに似た息を発し、身を仰向(あおむ)けに転ばして、嬉々(きき)と、十四の少年が、なすままに、まかせていた...
吉川英治 「平の将門」
...蝦夷萩と会う機会にも...
吉川英治 「平の将門」
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