...最初にここを訪れてから今迄の短い期間に、米国へ往復し、蝦夷へ行き、陸路帰り、そして、日本食を単に賞味し得るのみならず、欲しい物は何でも日本語で命令することが出来る位日本料理に馴れ、おまけにあらゆる物が全然自然と思われる程、日本の事物や方法に馴れたということは、容易に理解出来なかった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...蝦夷松(えぞまつ)の樣なものは用材として...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...是皆蝦夷詞なり...
太宰治 「津軽」
...蝦夷から江戸に何時到着したか明らかにしないが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...口の悪い松本の叔父はこの姉妹(きょうだい)に渾名(あだな)をつけて常に大蝦蟆(おおがま)と小蝦蟆(ちいがま)と呼んでいる...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...いっぽう、蝦夷が反抗した...
蜷川新 「天皇」
...「……蝦夷(えぞ)地はロシアにちかく国防上肝要の場所たるばかりでなく...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...巻物を咬(くわ)えた蝦蟇(がま)の眼玉がぎろぎろと動いて赤瀬を睨んだように見えた...
火野葦平 「糞尿譚」
...国の政策である蝦夷地開拓に全身をささげようとし...
本庄陸男 「石狩川」
...棄てて蝦夷地にはしる...
本庄陸男 「石狩川」
...其中時として蝦夷唐人島の事を嗹ず...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...蝦蟆の口から出る滝壺は暗かったが池には大きな鯉がいた...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...昔は夷(えびす)即ち蝦夷(えぞ)が沢山住んでいた地方で...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...自分は永田方正氏の『蝦夷(えぞ)語地名解』を熟読した...
柳田國男 「地名の研究」
...アイヌの中にもこの神あること『蝦夷(えぞ)風俗彙聞(いぶん)』に見ゆ...
柳田国男 「遠野物語」
...林房雄がこの「くるま蝦の頭だけ」のてんぷらを食わせてくれたことがあった...
山本周五郎 「青べか物語」
...遠い蝦夷地(えぞち)ノ乱などで...
吉川英治 「私本太平記」
...笑うと、虫の蝕(く)っている味噌ッ歯の見える唇もとまでが、蝦夷萩と、そっくりである...
吉川英治 「平の将門」
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