...蝦夷富士の山にはいつも晴れた夕暮れにあるやうに...
有島武郎 「秋」
...我々は蝦夷の西海岸にある小樽へ向けて出発した...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...蝦蟇(ひきがえる)に見込まれた蚊も同然で有った...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...阿倍比羅夫出羽方面の蝦夷地を経略して齶田(アキタ)(今の秋田)渟代(ヌシロ)(今の能代)津軽に到り...
太宰治 「津軽」
...古く東蝦夷日誌や蝦夷行程記などの中でも特記された場所である...
知里真志保 「あの世の入口」
...蝦夷松前などゝ、小田原のひとびとは囚人だけのくるところのやうにもうしてをりますが、どうして、北海道はなかなかひらけたところでございます...
辻村もと子 「早春箋」
...峰に秀(ひい)ずる蝦夷松椴松の百尺もある梢に猿(ましら)の如く攀じ上(のぼ)り...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...最初蝦夷松椴松の翠(みどり)に秀(ひい)であるいは白く立枯(たちか)るゝ峰を過ぎて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...誰もその大蝦蟇を見た者が居ないことだった...
豊島与志雄 「蝦蟇」
...湖水で取れました小蝦(こえび)と鮒(ふな)……」ここまで並べ来った時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...それからまだ海図も明らかになっていない西蝦夷の海...
本庄陸男 「石狩川」
...かの島には汝の大好物の蝦(えび)が多いというに...
南方熊楠 「十二支考」
...私はまるで蝦蟇(がま)の相になってじっとおにらみしていますと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...幕府が章広に蝦夷の地を還付したのは前年辛巳の十二月七日であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是は多分蝦夷地(えぞち)での流行唄であろう...
柳田国男 「海上の道」
...見ると禿(は)げちょろけた椀の蓋に手前が川で掴んで来たらしい一寸(すん)ぐらいの小蝦(こえび)が二匹乗っかっている...
夢野久作 「近世快人伝」
...蝦夷萩であった...
吉川英治 「平の将門」
...「おい、蝦夷萩...
吉川英治 「平の将門」
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