...蝗(いなご)に近い早業だった...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...天蓋(てんがい)は蝗蟲(いなご)の翼(はね)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...蝗(いなご)の羽音がどれだけ忠実に再現されているかは明らかでないがともかくも不思議な音である...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...それがいくらかこの蝗群の羽音に似通(にかよ)っているのである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...人は星の蝗虫(ばった)になる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しろじろとみえる頸筋(くびすじ)や手くびのあたりに蝗(いなご)みたいに飛びつく夜露...
中勘助 「小品四つ」
...蝗螽(いなご)の瞳が...
中原中也 「山羊の歌」
...その蝗は良寛さんの足下から...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...ほとほとと飛びあるく飛蝗(ばった)の足音を聞きながら...
久生十蘭 「うすゆき抄」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...さて霜どきの蝗(バッタ)のように瘠せたからだを身構えることによって...
室生犀星 「しゃりこうべ」
...神態ノ三御田植祭 例多し鍬打神事 石城花園社等御鍬祭 美濃土田村白髭社など種蒔祭 薩摩阿久根等ぞんべら祭 能登鬼屋神社蝗刺し祭 甲州大草村南宮社等八...
柳田國男 「祭禮名彙と其分類」
...蝗(いなご)だろうと云ったが...
山本周五郎 「新潮記」
...蝗(いなご)のように天下いたるところに群(むれ)をなして跳梁(ちょうりょう)しているのだ...
吉川英治 「三国志」
...飢餓蝗害(こうがい)の災厄も加わって...
吉川英治 「三国志」
...河原(かわら)のかげや草むらの中から蝗(いなご)のように...
吉川英治 「神州天馬侠」
...蝗(いなご)でも抓(つま)んで捨てるように...
吉川英治 「親鸞」
...蝗(いなご)が散るように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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