...(グリム:蛙の王)2.坑内から蜿々として續いて出る炭搬車のやうに電車が無限につゞき...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...東西蜿蜒(えんえん)千五百哩(マイル)の国境画定測量に従事することとなったのであった...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...蜿蜒(えん/\)たる陣形を作っていた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...蜿蜒(えんえん)とつづいてる険しい小山を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...左には両国橋が長蛇の如く蜿蜒(えんえん)としている...
中里介山 「大菩薩峠」
...東に蜿蜒(えんえん)として走る大道――いわゆる甲州街道...
中里介山 「大菩薩峠」
...蜿蜒(えんえん)...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...消灯したトラックの大列がさながら天からでも繰り出してくるように蜿々と有楽町の方に近づいて来る...
久生十蘭 「魔都」
...この蜿蜒たるトラックの列が暁天の霜に...
久生十蘭 「魔都」
...一説に遠く是を望めば蜿蜒娜(えんえんじょうだ)として百蛇の逶(いい)するがごとし因て名づくといふ猶尋ぬべし夫木抄 正嘉二年毎日一首中咲花に錦おりかく高野山柳の糸をたてぬきにして民部卿知家吹たびに水を手向る柳かな 米冠と書いてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...蛙蜿はもとより常に食つた...
村山槐多 「悪魔の舌」
...この蜿蜒(えんえん)八百里にわたる陣線に...
吉川英治 「三国志」
...見るものみな珍しい蛮土の道を蜿蜒(えんえん)五十万の兵とともに...
吉川英治 「三国志」
...ここもなお千里を蜿(うね)る渭水(いすい)の南にある...
吉川英治 「三国志」
...蜿蜒(えんえん)と長い列だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...蜿蜒(えんえん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...炎日の労働蟻(ろうどうあり)が蜿蜒(えんえん)と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...畑や水田の間を蜿(うね)ってゆく...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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