...それには蜻蛉(とんぼ)や...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ありのまゝの赤蜻蛉か...
泉鏡花 「遺稿」
...これだけでは文章が尻切れ蜻蛉(とんぼ)だ...
海野十三 「暗号の役割」
...この村では赤蜻蛉(あかとんぼ)が出てくるのは何時ごろからかネ...
海野十三 「地球盗難」
...十五人餘りのそれ等の職工は一人々々に美くしい特色がある脂色に染つたヅツクのズボンに青いジヤケツの蜻蛉のやうなのもあれば鉛色の職工服そのまゝのもある...
千家元麿 「自分は見た」
...赤蜻蛉(あかとんぼ)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この日病床で寝ていたらたくさんの飛行機が西の空から東へかけてちょうど蜻蛉(とんぼ)の群れのように...
寺田寅彦 「柿の種」
...水草(みずくさ)の花に蜻蛉(とんぼ)のとまっていたような清い小流(こながれ)であったのであろうと...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...夏は飛蝗(ばった)や蜻蛉(とんぼ)の棲家(すみか)になろう...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...蜻蛉の翼は銀色に輝き...
牧野信一 「四郎と口笛」
...蜻蛉のやうに軽快なジエスチユアだ...
牧野信一 「早春のひところ」
...バツタか蜻蛉(とんぼ)をおもちやにするやうに...
宮原晃一郎 「漁師の冒険」
...そのダンブリ・ドブリは蜻蛉のことである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...赤蜻蛉(あかとんぼ)の群れであった...
山本周五郎 「さぶ」
...羅馬人(ローマじん)ピオ――鶏血草――終焉(しゅうえん)――山岳切支丹族(さんがくきりしたんぞく)――蜻蛉屋(とんぼや)久助――逃水組(にげみずぐみ)――王家の秘宝――痣(あざ)――武蔵野――夕顔城――赤城――秩父(ちちぶ)――不明...
吉川英治 「江戸三国志」
...蜻蛉(とんぼ)売りの久助という者から...
吉川英治 「江戸三国志」
...蜻蛉頭(とんぼあたま)のむかしに回(かえ)って...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...続いては小さい紅色をして空に浮んでをる精霊蜻蛉(しやうりやうとんぼ)が思ひ出されて来る...
若山牧水 「秋草と虫の音」
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