...逆蜻蛉を見たいとも思わなかった...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...続いてなされた金剛蜻治も別荘番の戸田夫婦も...
大阪圭吉 「闖入者」
...苦り切って一行に従った金剛蜻治は...
大阪圭吉 「闖入者」
...濡縁(ぬれえん)に雨の後なる一葉かな大正三年葡萄(ぶどう)の種吐き出して事を決しけり蜻蛉(とんぼう)は亡くなり終(おわ)んぬ鶏頭花(けいとうか)大正三年十月十八日 発行所例会...
高浜虚子 「五百句」
...我(われ)静(しずか)なれば蜻蛉(とんぼう)来てとまる十一月七日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...よく一所に蜻蛉(とんぼ)を交(つる)ませに行つたり...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...蜻も大きくなつて...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...私はこの暑いのに諸君を苦しめて尻切蜻蛉にして了うような無責任なものでもない...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...赤蜻蛉(あかとんぼ)の行方を眺めて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これを召す方様(かたさま)の鼻毛は延びて蜻蛉(とんぼ)をも釣(つ)るべしという...
二葉亭四迷 「浮雲」
...産卵の発作に駆られた蜻蛉が舞ひ降りて来て...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...飛行機はかの鳥や蜻蛉の格好に...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...猴使いがその猴を棗売(なつめう)りの側へ伴い行き蜻蛉返(とんぼがえ)りを演ぜしめた...
南方熊楠 「十二支考」
...蜻蛉が、ついと鋭い角度にひきかへして、行つてしまつた...
三好達治 「測量船拾遺」
...しょうりょうという褐色(かっしょく)の蜻あり...
森鴎外 「みちの記」
...いろんな蜻蛉(とんぼ)が止まりに来る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...蜻蛉(とんぼ)返しというからくりにちがいない...
吉川英治 「江戸三国志」
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