...江戸川及び中川の河口附近の浅蜊...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...不三生さんが蜊貝をどつさり持つてきてくれた...
種田山頭火 「行乞記」
...さらにまた蜊貝、蟹...
種田山頭火 「行乞記」
...蜊蜴がじっと蹲まって...
豊島与志雄 「砂漠の情熱」
...以前は蜊河岸(あさりがし)の桃井(もものい)の道場で...
中里介山 「大菩薩峠」
...高橋蜊河岸(あさりがし)の鏡心明智流の桃井春蔵(もものいしゅんぞう)...
中里介山 「大菩薩峠」
...また日ごとに病院にかよふ此のごろは淺蜊々々と呼ぶ聲もすゞしく朝の嗽ひせりけり三十日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...浅蜊の煮汁をやればいいのとさんざんに凝りぬく...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...有名な蜊蛄(ざりがに)よ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...蜊蛄(えび)を捜しまはつたこともある...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...深川茶漬といって浅蜊のおじやみたいなものをこしらえ...
正岡容 「小説 圓朝」
...潟からは浅蜊(あさり)や蜆(しじみ)や蛤(はまぐり)がよく獲れて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...葡萄豆(ぶだうまめ)と紫蘇卷(しそまき)と燒海苔(やきのり)と鹿菜(ひじき)と蜊貝(あさり)のお汁(つゆ)………品は多いが...
三島霜川 「平民の娘」
...第二十一蛤蜊(あさり)のライスカレーはアサリの身一合と玉葱一つ西洋人参三つジャガ芋三つとを細かく切って水五勺を加え塩味をつけて一旦強火で煮ますが上へ泡が浮きますから丁寧(ていねい)によく掬(すく)い取ってそれからは火を弱くして三十分間煮詰めます...
村井弦斎 「食道楽」
...売来蛤蜊過門渓」の句があつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...あるいはまたこの日必ず蜊(あさり)を食べるという習いが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...浅蜊(あさり)汁とか鰯(いわし)の団子汁とか...
山本周五郎 「風流太平記」
...家は浅蜊(あさり)の貝殻を踏みつけた高橋際(たかばしぎわ)の路地にあった...
吉川英治 「醤油仏」
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